僕達、女の子が苦手です２【BTS】 (ページ17)

今日:6 hit、昨日:25 hit、合計:792,306 hit

67. ページ17

JK「ジミンヒョンが、倒れた」

.

.

.

経済の授業そっちのけで、
バイト先と新しくオープン準備を計画してる
ジンオッパのお店の経営方針について
勝手に考えていたら、
グクから電話があった。

ジミンが倒れた。

JK「今日バイトで会ったんだよね？
その時は大丈夫だったの？
そのときから様子変だった？」

電話を持ちながら、
急いでパーカーを羽織って、
教室を出た。

『その時は大丈夫だったよ？
練習行くとか言ってて…ジミンは今大丈夫なの？』

JK「過労と睡眠不足だって。今点滴打ってテヒョンイヒョンに怒られてる最中」

バスで病院に向かう途中、
私は財布に入ってる
ダンスコンサートのチケットを手に取った。

今回は頑張るって気合い入れてたもんな。

そもそもバイトも練習も、って
いくら体力のあるジミンでも
そんなの無理だよ。
両方バランス良くやらなきゃ。

.

病室に入った私は、
一瞬病室を間違えた気がした。
何故なら、
ドラキュラがいたから。

パァと顔を明るくするグクがいて
ここが病室だと理解できた。

ドラキュラは、
ドラキュラの姿をしたテヒョンだった。
なんでドラキュラなんだ？

『ジミン、、、』

JM「ごめん、少し無理したみたい、」

テヒョンのジミンに対する説教は
終わったのか、
もう和やかで穏やかな雰囲気が
病室には漂っていた。
ドラキュラ姿のテヒョンと、
全身黒のコーデのグクは、
仲良く並んで病院の売店の
プリンを黙々と食べていた。

JM「コンサートは出れるから大丈夫だよ？
点滴だけで帰れるし、」

『私が心配してるのはそーゆーことじゃないんだよ、』

TH「ジミンの大丈夫は大丈夫じゃない、って俺言ったのに、」

お母さんとの約束を思い出した。
ジミンをいつでも見ていること。

私は見てあげてなかった。
ジミンは倒れて、
私は助けてあげられなかった

JM「…A？ただの過労だよ？笑笑
なんでそんなに心配して、」

『ただの過労も溜まっていけば
とりかえしのできないものになるんだよ？』

JK「その通りだよ」

『無理しないで。約束して。』

私は
ジミンの小指と自分の小指を絡めた。

『約束だよ』

TH「いつ見ても可愛いなぁ、
ジミナの小指」

JK「ちゃんと小指曲げられますか？
それ、第一関節だけですよね？」

TH「だから短いのか～」

JM「いま、良い雰囲気だったじゃん？
ね？ほんとやめてよね？」

.