僕達、女の子が苦手です２【BTS】 (ページ1)

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51.JK【記者会見】ページ1

記者会見の場はマスコミしかいなくて、
ユンギヒョンはもう別室に
移動していると聞いて、
その部屋まで駆けつけた。

TH「ヒョン、」

YG「…っ、お前ら大学は？」

JK「説明してください！どういうことですか？」

NJ「そうですよ、ジンヒョンと話して決めたんですか？どうしていつも俺たちは蚊帳の外なんですか！」

YG「説明も何も、さっき全部言ったろ」

ユンギヒョンは、かったるそうに
ネクタイを外した。

YG「ジンヒョンは会社を辞める」

NJ「…はい？」

YG「前からヒョンはそのつもりだったよ。
これからどうするかもはっきり決めてると思うよ。」

TH「ジンヒョンジンヒョンっていつもそればっかりですね、ヒョンは」

気づくとテヒョンイヒョンは
無表情で、ユンギヒョンを見つめていた

YG「あ？なんつった？」

TH「自分はどうなんですか、
ユンギヒョンの気持ちは？」

YG「俺の気持ち？質問の意味が
わかんねぇんだけど」

TH「ユンギヒョンのやりたいことですよ」

YG「俺のやりたいことは
たった今叶ったよ
ようやく社長になれる
これで文句ないか？」

HS「…テヒョナ、グク、ユンギヒョンは記者会見で疲れてるし、詳しいことは帰ってからまた話そう？」

TH「だって、」

YG「テヒョナ。」

久しぶりの殺伐とした兄弟の言い合いで、
末っ子の俺は何を言っていいか
分からなかった。

テヒョナ、と呼ぶユンギヒョンは、
今まで俺が見てきた中で
一番真剣な表情をしていた。

YG「テヒョナ。
お前の夢、俺に押し付けんな。
俺もお前も、もうガキじゃねぇじゃん」

きっとこの場にジンヒョンが居たら、
ジンヒョンはこの空気に
耐えられなかっただろうな、
と俺は思う。

家に帰ってもこの空気なのかな。
ジミンヒョンとAがいれば、
まだ和むのかな。

ほとんどジミンヒョンとAにすがるような気持ちだった。

俺はいつもこういう時、
傍観してるだけだ。

バランスを取ろうと動くのは
いつもホソクヒョンやジミンヒョンだ。

部屋から出て早々、

TH「うそつき」

テヒョイヒョンがそう呟いた。

思ったことを考えるより先に言ってしまう
テヒョンイヒョンに
少しだけイラっとした。

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