僕達、女の子が苦手です２【BTS】 (ページ39)

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89.JK ページ39

今日は土曜日。
窓から差し込む暖かい日差しと
心地よい風で、
俺は眠りに落ちるか落ちないかを
彷徨っていた。

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“泣いたらダメだよ？これあげる”

遊園地で迷って、
お母さんがいなくて泣いてた俺に、
彼女は大人サイズの指輪をくれた。

“お祭りでもらった、これあげる”

安い銀色が今じゃ
光沢は無くなってしまったけど、
もらったときは、
ピカピカだったんだ。

“じゃあ僕はこれあげる。
ウサギのキーホルダー。
また会ったとき、
キーホルダー、と、このリング
見せ合いっこしようね。
そのときは僕のお嫁さんになって？”

“いいよ、ぜったいだよ”

わかってるよ、おれだって。
いい歳して何してんのって。
でも、おれはまた絶対どこかで
会えるって信じてr...

『ちょっと！ここで横にならないでよ！
今から掃除機かけるんだから！』

JK「…」

そうですね、こんなところに寝てた俺が悪いですね、はいはい、

ふと気になった。
...Aの初恋はどんな人だったんだろ。

JK「ねぇ、Aの初恋ってどんな感じだっt

ウィイイイイイイイイインっっ)掃除機の音

…うん、そっか、笑笑

でもAは社交的な女の子だし、
きっと
普通に恋をして
普通に抱き合って
普通にキスして
普通に手を繋いだんだろうな。

俺は未だに
彼女からもらった銀のリングを
チェーンに通して大切に首から下げてる。

いつ出会えるかわからないその子と、
ソウルにいれば、
どこかで会えるって信じてるなんて、

Aに言ったら
きっとオッパひ可愛いねなんて
馬鹿にされるんだろうな。

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