71.JM ページ21
JM「ヒョ、、、、ヒョン？」
ダンスが終わって、
控え室で滝のように流れる汗を
タオルで拭いていたら、
スーツ姿で目を赤くした
ホソクヒョンがいた。
『ジミン！最高だったよ！
最高にカッコよかった！でもね、
私行かなきゃいけないところあるから、
詳しい感想はホソクオッパから聞いて！』
ダッシュで帰っていったA。
僕とホソクヒョンだけの
控え室は静寂だけが残った。
HS「ジミン、」
怖くて顔を上げられなかった。
ずっとホソクヒョンに
僕のダンスを見て欲しかったけど、
いざ見られると、
どんな風に思ったのか、
感想を聞くのが怖かった。
HS「最高だったよ」
ホソクヒョンはそう言って、
汗まみれの僕を強く抱きしめた。
JM「ヒョン、僕、汗かいてr
HS「本当に最高だったよ、ありがとう」
僕は呼吸ができなかった。
無意識に息を止めていた。
泣き出してしまいそうで
HS「よく頑張ったな、偉いよ、お疲れ様」
ポンポンと僕の背中を優しく撫でて、
ヒョンは離れた。
HS「ずっと怖くてジミナのダンスを今まで見なかったことに後悔してるよ、」
JM「怖い？」
HS「また
俺がダンスしたくなっちゃうんじゃないかって」
僕は歯の奥を力強く噛み締めた
HS「思わなかったよ、少しも。
俺が思ったことなんて１つなんだ。
ジミナ、
俺の為のダンスはもうやめて？
自分のためにダンスしな。
昔みたいにさ」
もうだめだった、
呼吸は乱れて、
目から涙が流れた
JM「ヒョンはダンスを続ける僕を
許してくれるの？」
HS「へ？」
JM「ずっと僕を憎んでるのかと思った
僕だけがダンスを続けられるから」
HS「…バカだなぁ、
なんで俺が可愛い弟を憎むんだよ」
ワシワシとホソクヒョンが
僕の頭揺らした
HS「俺はずっと嬉しかったよ。
ジミナがダンスを続けてくれて。
お前は俺の誇りだよ、？」
全部は誤解だったんだ。
HS「これからは
ちゃんとジミナのダンスを見なきゃな」
そう言ったヒョンは
笑いながら泣いていた。
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作者名：やきにくさん
| 作成日時：2019年7月19日 23時
