僕達、女の子が苦手です１【BTS】 (ページ43)

今日:16 hit、昨日:17 hit、合計:1,089,854 hit

43.JM【バイト初日】ページ43

店長「君は髪が長いから、
働く時は必ず後ろで結んでね。
働く時は
この緑のエプロンを付けること。
とりあえず、
今日は初日だし、
メニューを大体覚えてもらったり、
この、、タブレットの使い方を
覚えてもらったり、、」

『メニューは前にお店に来た時に大体覚えました。タブレットも、、
この番号が席番号で、
これがオーダーの番号ですよね？
ラストオーダーの時間は、
ここでカウントするんですよね？』

.

.

.

…正直、僕はAがここまで
「デキル」女の子だとは思ってなかった。

家にいると天真爛漫な感じで、
明るくて大雑把なイメージだったけど、
こうして仕事になると、
キビキビ動くし要領が良いし、
何より記憶力が半端じゃなかった

店長「…も、もう、完璧だね、、
初日だけど今日からやってみようか、、」

『はいっ！』

ピシッと背筋を伸ばして
テーブルを拭きに行ったA。

店長がコソコソと僕に耳打ちする。

店長「あれはすごいよ、
あんなに可愛いくて頭が良くて
仕事できる子どこで見つけたんだ、」

JM「僕、キム・ジミン。
彼女、キム・Aですよ」

店長「…は？」

JM「妹です、僕の」

店長「えっ…！嘘だろ、、、
何でもっと早く紹介してくれなかったんだよ」

くそぉ、となんだか悔しそうな店長。
まぁ僕もまさかAが
あんなに仕事できるとは思ってなかったしなぁ。

ここ persona cafeは午前中はカフェで、
夕方はカフェ&バーになる。
夕方はダンスの練習があるので、
僕は午前中のカフェの時間帯でしか
働かないんたけど、、、

『夕方の方が時給高いんだ！
午前中と夕方交互にシフト入ろうかな！』

なんてAは言い出して。
夜とかめんどくさい男の客とか来たら
どうするつもりだよ…

JM「店長、ほんとにAのこと頼みますよ」

店長「？」

JM「変な男が寄ってこないように」

店長「ヤァー、ジミナ、
シスコンなんて今時嫌われるだけだから
程々にしろよぉ」

JM「…ほんとに頼みますよ？」

はぁ、とため息をついて
Aの方を見ると、
伝票もメニューも見ずに
長い注文をスラスラ
と読み上げお客さんに確認していた。

。