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TH「Aは
お母さんとあんまり仲良くないの?」

空いたボトルを洗いながら
テヒョンオッパがそう言うので、
私は持ってるボトル落としそうになった

『悪いとかじゃないんだけど、んー、
なんかね笑』

TH「…ふぅん、」

『そういえば、
テヒョンオッパのお母さんは遅いね?仕事?」

TH「ん?言ってないっけ?
俺の母さんもういないよ、死んじゃったから」

『え』

はい、って洗ったボトルを渡す
テヒョンオッパ

今からトイレ行ってくるねって
いうテンションで言わないでほしい。




TH「ジミンは
昔からダンスも出来て勉強も出来て、
グクはもうわかると思うけど、
テコンドーとか絵とかでなんでもできて、
父さんも血の繋がってないジミンとグクを
面白がって引き取ったんだよ」

テヒョンは
さっきのお肉、歯に挟まった、と言って、
顔をしかめた。

TH「俺は実の父さんはとっくに死んでて、
シングルマザーの母さんと今の父さんが結婚して
そのあと母さんが病気で死んだから、
俺のこと父さんは
引き取るしかなかったんだろうね」

あ、舌でいじってたら
歯に挟まったお肉取れたや、と
満足そうにテヒョンは微笑む

TH「俺、キム家の唯一の汚点だからなぁ」

私がよく見る、
テヒョンオッパのよくわかんない顔をした。
こういう時のオッパは
どこか遠くを見つめてて、
何を考えてるかわからない
そしてそれが少しだけ怖い

まぁ、とのんびりした声でオッパは言う





TH「世間からしたら
この元妻会っておかしな会だけど、
俺は結構好きなんだ。
ジミンのお母さんもグクのお母さんも好きだよ。
もちろん、Aのお母さんもね」



わたしのお母さんを、

グクは「カッコいい、、、!」といい、
ジミンは「Aと目元がそっくり」といい
ナムジュンオッパとホソクオッパは
「綺麗な人」といい
ユンギオッパは「あんま似てねぇな」といい
ジンオッパは「怖い人」といい、

そしてテヒョンは「好き」といった。









TH「手伝ってくれてありがと、
戻ろっか、お肉冷めちゃうし、
グクに全部食われるから」

いひっと笑ったテヒョンオッパに、
私は何も言えなかった。





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作者名:やきにくさん | 作成日時:2019年7月9日 0時

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