25. ページ25
夜12時45分。
寝れなかった。
みんなが寝て真っ暗な家の中。
私はリビングで間接照明だけを付けて、
ジミンの帰りを待った。
だって心配だから。
あんな可愛いオッパ。
だれかにおそわれてないかな、
へんな女の人に絡まれてないかな、
...ガチャ。
玄関のドアが静かに閉まる音がした。
.
.
.
JM「わぁ、びっくりしたぁ、
起きてたの？」
ダンスの練習で汗をかいたせいか、
少しペタってしてるジミンの前髪。
『良かったぁ、帰ってきてくれて』
JM「…どういう意味？笑
そりゃ帰るよ、ここが僕ん家だもん笑笑」
『遅いからさ』
JM「…え？僕のために起きててくれたの？」
『起きててくれたっていうか、
心配して寝れなかった』
JM「…バカだなぁ。
先に寝てな？今日初めての大学で疲れたでしょ？」
『ジミンはいつもこの時間に帰るの？』
JM「んー、まー、
今日は特に遅くなっちゃったかな？
でも大体遅いし、僕のこと待つ必要ないからね？
ほら、ヒョン達だって寝てるし」
『私は寝れないよ、』
JM「…ちゃんと寝なさい笑
オッパからの命令だからね！笑」
『うん、』
うんって言いながら中々その場を
動かない私に、
ジミンは降参したように、
お湯を沸かして私のために
ホットチョコレートを作ってくれた。
『ごめん、ジミンの方が疲れてんのに』
JM「笑笑 Aが眠くなるまで
オッパと夜更かしする？」
『うん、笑笑』
優しすぎるジミンの笑顔。
こんな笑顔をする人が、
貪欲にこんな時間まで
練習ができる原動力って何なんだろう？
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 2004人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「BTS」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：やきにくさん
| 作成日時：2019年7月9日 0時
