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22.YG 【写真】 ページ22

YG「グクー、ドライヤー知らね?」

勝手にグクの部屋に入ったら、
グクは部屋には居なかった。

いつも同じ場所にあるドライヤーがなかった
俺の前にシャワーに入ったのが、
グクだから、あいつが知ってるはずなんだけど。

グクの机の上には
沢山の現像したばかりの写真があった。

YG「…なんだこれ、全部あいつじゃん」

満開の桜の花びらが舞う中、
そこにたった一人の女の子。
A。

あいつは、
笑ってるようにも見えるけど、
泣いてるようにも見える
複雑な顔をしてた。

いい写真だけど、
でも、
見てるこっちが、
心臓をぎゅっとさせる感じ。

…なんだ、この感じ。
説明できないけど。







.






.





.


JK「ヒョンっっっっ!」

グクがいきなり部屋に入ってきて、
俺の手にあるあいつの映った写真を
勢いよく取り上げた

YG「これ、今日撮ったやつ?
うまく撮れてんじゃん」

JK「…俺だけが知ってたのに」

YG「…なに?なんつった?
聞こえなかったんだけど」

JK「勝手に人の部屋入んないで下さい!」

ぐいぐいとグクに背中を押される。
割とガチで痛い。

YG「別にいいだろ笑」

JK「良くないです!」

バタンっっっ!





…えぇ、
俺いっつも勝手にお前の部屋入ってるけど、
なんも言わねーじゃん

なんだあいつ。

ついにうちのマンネも思春期か、ふっ。

てか、結局ドライヤーは?






.

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作品ジャンル:恋愛
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作者名:やきにくさん | 作成日時:2019年7月9日 0時

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