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20. ページ20

家に一番乗りで帰ってきたので、
帰ってくるオッパ達のために夕食でも作ろうかな。
こう見えても、料理は得意。
何てったって食べることが好きだからね。

テレビをつけて料理を作っていると、
帰ってきたのはテヒョンだった。

TH「ただいまー」

って言いながらソファにダイブ。
演劇の練習って相当疲れるのかな?

『おかえりー?グクかジミンと一緒に帰って来ると思った』

TH「グクは、
今日撮った写真を今日中に全部現像させるって。
ジミンはいっつも帰り遅いよ」

『そっかぁ、、なんでジミンは帰り遅いの?』

TH「ダンスの練習。
やりこまないと気が済まないんだよ、あいつ」

『そーなんだぁ、』

私はぼんやりと先ほどのジミンの笑顔を思い出していた。






TH「それより、なんかいいにおいすんだけど」

『あ、うん、ご飯作ってる途中』

TH「ほんとにぃ?!いっつもジンヒョンの帰りまで待つからその間にお腹空いちゃうんだよねー!
嬉しい!先に食べちゃおう!」

『だからまだ出来てないって!笑』

TH「あ、そっか笑笑
じゃあ俺は着替えて映画でも見よう」

鼻歌で上機嫌に部屋に向かうテヒョン。
その鼻歌のレベルが歌手並みで、
だいぶ驚いた。
ほんとにテヒョンオッパには、
知らない顔が沢山ある気がする。

短パンTシャツに着替えたテヒョンオッパは
上機嫌でDVDを持ってきて、映画を見始めた。
私が知らない、てか、
ほとんどの人が知らないような映画。
あんまりに真剣に見る姿を見て、
少し怖くなった。
どこかに行ってしまいそうで。






『テヒョンオッパ、』

TH「んー?」

画面から視線を離さないでテヒョンオッパが
のんびりした声で答える

『テヒョンオッパは俳優とかになるの、?』

TH「んー、」

『それイエスなの?ノーなの?』

TH「考えとくよ」

…全く答えになってないんだけど。

TH「なんで?そんなこと聞いたの?」

『どっか行っちゃいそうで怖いんだもん
テヒョンオッパ、なら
歌手でも俳優でもなんでもなれるから、
せっかく家族になれたのに
見捨てられそうで怖い』

そういうと初めて視線を私に向けた。






TH「…どこにも行かないよ」






無表情に答えると、
またテヒョンオッパは映画の続きをみた。


私にはやっぱりテヒョンオッパが
わからない。






.

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作者名:やきにくさん | 作成日時:2019年7月9日 0時

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