僕のご主人さま〜Donghae〜Vol,2

いつものところ ページ5

*


警察に言う？

ダメダメ！そしたらドンヘシのことも話さなきゃならないじゃん！
そんなことしたらドンヘシが大変なことになっちゃう…

どうにかして、データを取り戻さないと………
でもどうやって？

また、電話がかかってくるかもしれない。
外したままの電話線を、繋いでみる。


そしたら、繋いだ瞬間に鳴り出した電話…！


怖い………けど、恐る恐る、受話器を上げた。


「ヨボセヨ……？」

『ああ、よかったよ。やっと繋がったね。
おかしいね。しばらく繋がらなかったけど、電話が壊れてたのかな。
クク。ねえA、僕を待ってたんでしょ？』


ゾッとして、背中に冷たいものが走る。


「……デ…データを…」

『なんだい？A…』

「データを返して！」

『データ……ああ、ククク、君と浮気相手のアレだね？』


狂ってる……。


「返して……」

『ふふ、いいよ？じゃあ、いつものところで待ってるよ』


そう言って切れた。


いつものところ…？

いつものところって…

どこ？

考えてもよくわからない。


そうだ写真……！


気持ち悪いけど、封筒の中から自分で溢れかえる写真を
テーブルの上に広げた。


公園……？
公園での写真が一番多い。


いつものところって公園なの？


待ってるって言った……。



*

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