誓い ページ6
年の離れたきょうだいが出来るなんて、あり得ないよね！
なんて恥ずかしそうに話すAは全然嫌そうじゃなくて、
むしろ楽しみで楽しみで堪らないって感じだった。
俺はそんなAがかわいくていじらしくて、
何度も抱きしめたい衝動に駆られてた。
家族を失ったAの悲しみは想像以上に深くて、何日も泣いて泣いて、
ついには寝込んでしまった。
起き上がれるようになった頃にはもう今までのAとは別人のようになってた。
生きていても、死んでるようなA。
ふと目を離した隙に、Aはいなくなってた。
必死で探した。
今まで家族で行った、遊園地や公園、デパート。
そして、Aが一番好きだった、砂の城を作って遊んだ砂浜。
俺がAを見つけた時、Aは何かに引き寄せられるように
冷たい海の中へ躊躇なく入って行ってて、
もう少しで頭が見えなくなるところだった。
俺は必死で追いかけて、追いかけて、
やっとのことで海中でゆらゆらしているコートのフードを掴んだ。
それからはただただ夢中で岸まで引っ張ってきて、抱き締めた。
生きてる！Aは、確かに生きてる！！
俺は絶対、Aを死なせない！守ってみせる！
あの時、そう誓った。
それからは、それまで以上に俺はAと一緒にいた。
少しでも寂しさが紛れるように。
色んな所に連れ出してた。
やっと、Aが少し笑顔を取り戻した頃、オーディションに
受かった俺は練習生になるためソウルに行くことになった。
だけど、Aをこのまま置いて行くことなんて出来なかった。
だから、ソウルの大学に誘って一緒に住むことになった。
頭のいいAは推薦貰って難なくソウルの大学に入学した。
それから宿舎に移るまでの1年間だけだったけど、
二人はうまく距離を保って快適に暮らしてたと思う。
って俺は必死で自分を抑えてたけどね。
「おい、ドンヘ、何ボーッとしてるの？着いたよ？」
「あ、ああ」
ヒョクに肩を叩かれて、俺は一気に現実に引き戻された。
その後、1本のバラエティ番組収録、2本のグラビアとインタビュー、
来月早々に始まるカムバックの衣装合わせ等、
休む間もなく移動を繰り返して宿舎に戻る車の中では
みんなぐったりしてた。
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さくらこ(プロフ) - 夢奈さん» コメントありがとうございます(*^o^*)頑張りますのでこれからもよろしくお願いします♪ (2013年5月28日 6時) (
レス) id: a388da78b1 (このIDを非表示/違反報告)
夢奈(プロフ) - 夢奈はドンへオッパが大好きです＞＜ これからも更新ファイティン＾＾ (2013年5月27日 9時) (レス) id: 9e1e698207 (このIDを非表示/違反報告)
さくらこ(プロフ) - marsさん» はじめまして！コメントありがとうございます(*^o^*)完結していますが、そのうち番外編を考えています。また読んでくださると嬉しいです。 (2013年5月27日 9時) (レス) id: a388da78b1 (このIDを非表示/違反報告)
mars(プロフ) - はじめまして！とても切なくてキュンキュンしてます。これからも楽しみにしています。 (2013年5月26日 23時) (レス) id: bd6e1ef7b3 (このIDを非表示/違反報告)
さくらこ(プロフ) - さっちゃんさん、コメントありがとうございます（≧∇≦）凄く嬉しいです！これからもよろしくお願いします♪ (2013年2月21日 22時) (レス) id: a388da78b1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さくらこ
| 作者ホームページ：http://id41.fm-p.jp/390/cherryhae15/
作成日時：2013年2月21日 8時
