白百合な彼女 ページ26
A…
「え？」
知らぬ間に、声に出してたみたいだ。
ユナも一緒になって入り口の方を見た。
「Aオンニ？あれ、Aオンニだよね？」
そこにいたAは、いつものAじゃなかった。
洗練されたシルエットの白いドレスを身に纏い、
ドレスの裾から見える美しい脚線美。
程よいアイラインを引いたその目元は愛らしさの中にも
妖艶な色気を漂わせ、俺の理性を吹っ飛ばした。
ぷっくりした唇はグロスで彩られてますます輝いていた。
まるで、そう、
白い百合の花が控えめに、だけど華やかに開いたように…
ギジュン社長と一緒にいるAは自信に満ち溢れていた。
誰もがため息を漏らすほど二人はお似合いで、
近寄り難いオーラをまとって…
ヒョン…この現実は、俺には乗り越えられそうにないよ…
俺たちに気づいたギジュン社長が近づいてくる。
「来てくださってありがとうございます」
「…」
「オッパ？」
ユナに腕をゆすられてハッとした。
「こ、こちらこそ、ご招待いただいてありがとうございます」
「いえ、こちら、少女時代のユナさんですよね？
初めまして、ヒョン・ギジュンです」
「初めまして、ユナです^_^Aオンニ、お久しぶりです」
ユナとAは面識があった。
付き合ってた頃、数回食事したことがあったから。
「ユナちゃんお久しぶり…」
「僕、こう見えてよく聴くんですよ。好きなんです、Kpop」
「そうなんですか？嬉しいです！」
ユナがギジュン社長と話をしている間も、
俺はAから目が離せなかった。
Aは俯いて、グロスの唇を小さく震わせているようだった。
なぜ？
そんな顔してるの？社長と一緒にいるのに。
幸せなんじゃないの？
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 185人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
Dear My everything 3 Memories〜Donghae〜 Dear My everything〜Donghae〜
Dear My everything 5 No Other〜Donghae〜もっと見る
「K-POP」関連の作品
この作品を含むプレイリスト ( リスト作成 )
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
さくらこ(プロフ) - 夢奈さん» コメントありがとうございます(*^o^*)頑張りますのでこれからもよろしくお願いします♪ (2013年5月28日 6時) (
レス) id: a388da78b1 (このIDを非表示/違反報告)
夢奈(プロフ) - 夢奈はドンへオッパが大好きです＞＜ これからも更新ファイティン＾＾ (2013年5月27日 9時) (レス) id: 9e1e698207 (このIDを非表示/違反報告)
さくらこ(プロフ) - marsさん» はじめまして！コメントありがとうございます(*^o^*)完結していますが、そのうち番外編を考えています。また読んでくださると嬉しいです。 (2013年5月27日 9時) (レス) id: a388da78b1 (このIDを非表示/違反報告)
mars(プロフ) - はじめまして！とても切なくてキュンキュンしてます。これからも楽しみにしています。 (2013年5月26日 23時) (レス) id: bd6e1ef7b3 (このIDを非表示/違反報告)
さくらこ(プロフ) - さっちゃんさん、コメントありがとうございます（≧∇≦）凄く嬉しいです！これからもよろしくお願いします♪ (2013年2月21日 22時) (レス) id: a388da78b1 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：さくらこ
| 作者ホームページ：http://id41.fm-p.jp/390/cherryhae15/
作成日時：2013年2月21日 8時
