【HQ】2 浮気をされて声が出なくなりました【及川徹】

強奪37 ページ21

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菅「A！やっぱり来てたのか」






どこか焦った様子の孝支は私の髪を優しく撫でた






『どうして孝支達がここにいるの？』


菅「え？A .. 聞いてないのか？」






小さくｺｸﾝと頷くと

私の体は後ろから伸びてきた誰かの腕の中に収まった







及「A 、遅刻だよ」







いつもより低い 、耳に響く声

試合でしか聞けない徹の真剣な声だ



その声に少し体を震わすと 、後ろで私を抱き締めている徹はﾌｯと息を漏らして笑った







及「今日は来てくれてありがとうね

烏野排球部の皆さん」


日「だ 、大王様ｯ！」


影「 .. 菅原さんをｾｯﾀｰで出せって 、何企んでるんですか及川さん」







徹は私を抱き締めたまま 、私の肩に顔をのせた






及「そこの爽やかくんはよーく理由が分かってると思うけどねぇ」


菅「 ... 及川」


及「なあに」


菅「Aの幼馴染みは俺だ」






そう言うと孝支は私の手を優しく握った





えっ 、と

未だに状況が掴めない



烏野排球部がいるということは青葉城西と練習試合か何かがあるのだろう



でもいつもなら私に連絡がまわってくるはずなのに ..







田「それより！及川！」


及「なあに 、坊主くん」


田「その天使様は .. だれだああああ！」


西「だれなんだあああああ！！」







徹はﾆｯｺﾘ笑うと

私の頬に唇を這わせてあまーく呟いた






及「俺達のお姫様」






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