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109話 ページ10

“童磨”…2回
“死ね”…7回
“殺す”…8回

これは行為の1回目に私が言った言葉と回数である。童磨がカウントしてたらしい。記憶力の無駄遣い。

「色気も何もないよねェ」
『すいませんね口が悪くて』

これが世に言う“睦言”らしい。
もう何度となく交わり、2人して布団に倒れ込んだ。そのあとの会話だ。

正直私はただただ鳴かされた。
うちの教祖様怖い。

『まじでこれ永遠に終わらないかと思った…』

私は掠れた声で話す。
童磨は私の言葉を聞いてくすくすと笑う。

「さすがに限界はくるよ。でも俺まだいけるなぁ」
『体力おばけじゃん…』

改めてうちの教祖様怖い。
事後なのに疲れも見せずこの余裕そうな態度、本当にあと何回かやれるのだろう。
体力の差がすごい。ちょっと腹たった。

が、今は苛立ちとかより眠気とだるさがすごい。

『私もう寝るわ…むり…』
「相変わらず雰囲気がないなァ」

そう言いつつ、童磨は私が寝ようとするのを止めなかった。

「無理させてごめんよ」

童磨の優しい声が聞こえる。

『童磨が謝るとか…明日は嵐…』

遠のきそうな意識の中、私は辛うじて返事をした。

「なんだ、元気じゃないか!ならもう1回くらい…」
『無理無理無理ごめんて寝ます寝ます』

少し目が覚めた。
恐ろしいことを言う教祖がいるもんだ。
Aちゃんびっくり。

私はもう意識を手放しそうだ。

「…可愛かったよ」

しかし、小さく聞こえたその言葉で私はしばらく眠れなかった。

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むるち(プロフ) - メグさん» 2年越しのお返事で申し訳ありません。応援ありがとうございます。よろしければ今後もお付き合い頂けますと幸いです。 (12月11日 13時) (レス) id: 5314d67d38 (このIDを非表示/違反報告)
メグ(プロフ) - 初めまして。小説楽しく拝見させて頂きました。童磨好きなので、更新楽しみにしています。頑張って下さいね。 (2021年1月4日 17時) (レス) id: b24a442a0d (このIDを非表示/違反報告)
むるち(プロフ) - ぱふぇさん» コメントありがとうございます。童磨の格好良さに気づいて頂けて良かったです!ぱふぇ様のコメントを見て久々に更新致しました。これからもゆっくりではありますが更新していこうと思いますのでお付き合い頂けますと幸いです。 (2021年1月2日 11時) (レス) id: 3098e1ffea (このIDを非表示/違反報告)
ぱふぇ - すごく面白いです!童磨ってこんなに格好良かったんだ…!まじ最高☆更新待ってますね〜o(^-^)o (2020年10月5日 21時) (レス) id: 00337bf9fd (このIDを非表示/違反報告)
むるち(プロフ) - 抹茶さん» 返信遅くなり申し訳ありません。すごく嬉しいです!これからもどうぞよろしくお願いします! (2020年6月19日 22時) (レス) id: 3098e1ffea (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:むるち | 作成日時:2020年1月11日 23時

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