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147話 ページ48

そういうわけで、まずやってきたのは呉服屋。
まずは服を選ばないことにはどうにもならない、と思い、とりあえず来てみた。

「いらっしゃいませ」

店員は上品に頭を下げる。やばい、こんなとこ始めてきたぞ……緊張してきた。

「うわ、Aさんすごいねここ」
『いやほんまそれな……どうしよ緊張する』

そう言いつつ、私たちは女性物のコーナーへ移動する。色とりどりの着物が並んでいて、思わず目を奪われる。

『はしゃぐ女子の気持ちが少しわかった……!』

私はそう言いながら着物を一つ一つ見ていく。
袴もあって可愛い。値段は考えないことにする。今日はへそくり持ってきたから大丈夫。色々高いもの買っても困らないくらいはあります。

『うーん、まず着物着たらいいのか袴着たらいいのかもわかんない』
「Aさんどっちも似合いそう」
『あらやだ口が上手』

私は一通り品物を見終えて、ふう、と息をついた。

『ぜんっぜんわからん』

わからなすぎて天を仰ぐ私に、善逸くんも眉を下げて苦笑い。諦めて店員を呼んだ。

「どのようなご用件でお召し物をお探しですか?」
『えっあっ、えっ、と……』

改めて人に言うとめちゃくちゃ恥ずかしい。私はすごくどもってから、「デートです」と答えた。

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むるち(プロフ) - メグさん» 2年越しのお返事で申し訳ありません。応援ありがとうございます。よろしければ今後もお付き合い頂けますと幸いです。 (12月11日 13時) (レス) id: 5314d67d38 (このIDを非表示/違反報告)
メグ(プロフ) - 初めまして。小説楽しく拝見させて頂きました。童磨好きなので、更新楽しみにしています。頑張って下さいね。 (2021年1月4日 17時) (レス) id: b24a442a0d (このIDを非表示/違反報告)
むるち(プロフ) - ぱふぇさん» コメントありがとうございます。童磨の格好良さに気づいて頂けて良かったです!ぱふぇ様のコメントを見て久々に更新致しました。これからもゆっくりではありますが更新していこうと思いますのでお付き合い頂けますと幸いです。 (2021年1月2日 11時) (レス) id: 3098e1ffea (このIDを非表示/違反報告)
ぱふぇ - すごく面白いです!童磨ってこんなに格好良かったんだ…!まじ最高☆更新待ってますね〜o(^-^)o (2020年10月5日 21時) (レス) id: 00337bf9fd (このIDを非表示/違反報告)
むるち(プロフ) - 抹茶さん» 返信遅くなり申し訳ありません。すごく嬉しいです!これからもどうぞよろしくお願いします! (2020年6月19日 22時) (レス) id: 3098e1ffea (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:むるち | 作成日時:2020年1月11日 23時

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