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140話 ページ41

「今日はもう遅い、明日相談に乗るから寝ろ」

猗窩座さんはそう言って私を客室に通した。

『客室とかあったんだね』
「一応」

そっけない返事を少し残念に思いながら、私はおやすみなさいと言った。
おやすみ、と返して猗窩座さんは別の部屋に向かった。

布団についた私はすぐ寝た。それはもう猫型ロボットに助けられてる小学生より早く寝た。えらすぎる。


「……ろ。おい、起きろ」

なんだか声がする。

『童磨……?』

私が朦朧とした意識で尋ねると、とんでもない勢いで枕の横を殴られた。

「俺がどこのクソ野郎だって?」
『わぁ、おはよう猗窩座さん』

恐怖ですっかり意識が覚醒した。怖すぎる。

『……血の匂い?朝から行ったの?』
「ああ、食べないと始まらない」

私があまり人を食べないというのは十二鬼月では周知の事実である。猗窩座さんは特に何も聞いてこない。

「お前、重い女になりたくないんだったよな」

私はそう言われてここに来た理由を思い出した。

「俺に考えがある」

猗窩座さんはそう言った。私はゴクリと唾を飲む。

「帰れ」

そう言われて私は固まる。
え?私10日くらいお世話になる言いましたやん。

『ちょ、え、なんで???』

状況を飲み込めない私を見てにたりと笑った。

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むるち(プロフ) - メグさん» 2年越しのお返事で申し訳ありません。応援ありがとうございます。よろしければ今後もお付き合い頂けますと幸いです。 (12月11日 13時) (レス) id: 5314d67d38 (このIDを非表示/違反報告)
メグ(プロフ) - 初めまして。小説楽しく拝見させて頂きました。童磨好きなので、更新楽しみにしています。頑張って下さいね。 (2021年1月4日 17時) (レス) id: b24a442a0d (このIDを非表示/違反報告)
むるち(プロフ) - ぱふぇさん» コメントありがとうございます。童磨の格好良さに気づいて頂けて良かったです!ぱふぇ様のコメントを見て久々に更新致しました。これからもゆっくりではありますが更新していこうと思いますのでお付き合い頂けますと幸いです。 (2021年1月2日 11時) (レス) id: 3098e1ffea (このIDを非表示/違反報告)
ぱふぇ - すごく面白いです!童磨ってこんなに格好良かったんだ…!まじ最高☆更新待ってますね〜o(^-^)o (2020年10月5日 21時) (レス) id: 00337bf9fd (このIDを非表示/違反報告)
むるち(プロフ) - 抹茶さん» 返信遅くなり申し訳ありません。すごく嬉しいです!これからもどうぞよろしくお願いします! (2020年6月19日 22時) (レス) id: 3098e1ffea (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:むるち | 作成日時:2020年1月11日 23時

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