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132話 ページ33

結論から言えば“ちがう”だった。
じゃあ一体誰がお粥と味噌汁を作ってくれたんだろう?

なんだか知っていそうな口ぶりだったので私は問いただした。

「ふふ、教祖様ったら何もおっしゃってないんですね」
『そーなんだよ教えて……?』

あんなに美味しいものを作ってくれた人に全力で感謝したい。
ついでに作り方教えて欲しい。
なんなら毎日作ってくれ。

信者はふう、と一呼吸置くと口を開いた。

「A様を看病したのは、全部教祖様ですよ」

がん、と頭を殴られた気分だった。

確かに、信者に看病してもらってるわりには信者に会わなかった。というか信者に1人も会ってない。
なるほど、童磨が看病してくれたからなのか。

『え、氷枕も……?』
「はい。全部教祖様です」
『もちろんお粥と味噌汁も……?』
「ええ、教祖様です」

やばい。それは大変だ。
圧倒的に私が尽くされすぎてる。
そして私は何も返せていない。

『ごめん、やっぱりお話今度でも大丈夫?』
「ふふふ、そう仰ると思ってました。どうぞ行ってください」

信者は全て分かっていたような態度で笑った。

『ありがとう!また今度埋め合わせするから!』

私は童磨の元へと駆け出した。

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むるち(プロフ) - メグさん» 2年越しのお返事で申し訳ありません。応援ありがとうございます。よろしければ今後もお付き合い頂けますと幸いです。 (12月11日 13時) (レス) id: 5314d67d38 (このIDを非表示/違反報告)
メグ(プロフ) - 初めまして。小説楽しく拝見させて頂きました。童磨好きなので、更新楽しみにしています。頑張って下さいね。 (2021年1月4日 17時) (レス) id: b24a442a0d (このIDを非表示/違反報告)
むるち(プロフ) - ぱふぇさん» コメントありがとうございます。童磨の格好良さに気づいて頂けて良かったです!ぱふぇ様のコメントを見て久々に更新致しました。これからもゆっくりではありますが更新していこうと思いますのでお付き合い頂けますと幸いです。 (2021年1月2日 11時) (レス) id: 3098e1ffea (このIDを非表示/違反報告)
ぱふぇ - すごく面白いです!童磨ってこんなに格好良かったんだ…!まじ最高☆更新待ってますね〜o(^-^)o (2020年10月5日 21時) (レス) id: 00337bf9fd (このIDを非表示/違反報告)
むるち(プロフ) - 抹茶さん» 返信遅くなり申し訳ありません。すごく嬉しいです!これからもどうぞよろしくお願いします! (2020年6月19日 22時) (レス) id: 3098e1ffea (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:むるち | 作成日時:2020年1月11日 23時

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