129話 ページ30
私は気がつけば寝ていて、隣には童磨がいる。
あれいない。
うそでしょ???
『童磨ー……?』
返事もない。
いよいよいない。
なんだか前も言った気がするが、こういうのは目覚めても隣にいるのがセオリーではないだろうか。
しかし、彼は教祖であるし鬼でもある。
信者を救わなくちゃだし眠れもしない。
……きっと私がわがまま。
さて、どうしようか。
だいぶ体は楽になったが、まだ熱っぽい。
ていうかお腹空いた。
『Hey信者!』
ホームボタン長押しすると呼べる便利な機能は開かなかった。誰も来ない。いや死ぬ。
『お腹減って死んじゃう〜ちょっと〜私のこと殺す気なの〜???』
「うるさいよ」
突然横から聞こえた声にビックリした。
童磨だった。
『エッなんでいるの信者は??』
「話し終えたよ。そうじゃなきゃここにいない」
あとねA、と童磨は続ける。
「鬼は死なないよ」
確かに。言われてみればそうだ。
『そうだ!!!死ぬ!!!!!食べ物!!!!!』
「飢えてるねえ……」
童磨はけらけら笑う。
笑ってんじゃねぇ飯を寄越せ。
「今持ってくるから待っていてくれ」
そう言って童磨は部屋を出ていった。
信者に持ってこさせればいいのに。
あ、おでん食べたいな。
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むるち(プロフ) - メグさん» 2年越しのお返事で申し訳ありません。応援ありがとうございます。よろしければ今後もお付き合い頂けますと幸いです。 (12月11日 13時) (レス) id: 5314d67d38 (このIDを非表示/違反報告)
メグ(プロフ) - 初めまして。小説楽しく拝見させて頂きました。童磨好きなので、更新楽しみにしています。頑張って下さいね。 (2021年1月4日 17時) (レス) id: b24a442a0d (このIDを非表示/違反報告)
むるち(プロフ) - ぱふぇさん» コメントありがとうございます。童磨の格好良さに気づいて頂けて良かったです!ぱふぇ様のコメントを見て久々に更新致しました。これからもゆっくりではありますが更新していこうと思いますのでお付き合い頂けますと幸いです。 (2021年1月2日 11時) (レス) id: 3098e1ffea (このIDを非表示/違反報告)
ぱふぇ - すごく面白いです!童磨ってこんなに格好良かったんだ…!まじ最高☆更新待ってますね〜o(^-^)o (2020年10月5日 21時) (レス) id: 00337bf9fd (このIDを非表示/違反報告)
むるち(プロフ) - 抹茶さん» 返信遅くなり申し訳ありません。すごく嬉しいです!これからもどうぞよろしくお願いします! (2020年6月19日 22時) (レス) id: 3098e1ffea (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:むるち | 作成日時:2020年1月11日 23時