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102話 ページ3

あれからどれだけの時間が過ぎたのだろうか。
ただひたすらぼーっとしていた。

「こんばんは、元気?」

男はひょっこり顔を出した。
“こんばんは”という挨拶から夜なのだと伺える。

「ねぇ、鬼ってご飯食べないと死ぬの?そのご飯っていうのは人間じゃなくてもいいの?人間の血くらいなら提供できるけど…」

早口で立て続けに質問された。
ご飯は食べないと死ぬわけじゃないけど、今は猛烈に腹が減っているので首を縦に振ろうとしたのに連続した質問のせいであっち向いてホイを連続でやっている馬鹿みたいな感じになってしまった。

「あ、喋れないんだっけ。ごめんごめん!」

そう言うと男は口轡を外してくれた。

『ご飯食べたい、人間のやつ』

声は出たが、掠れていた。
しばらく喋らなかったからだろう。

「わかった、じゃあすぐに用意するね」

男はそう言ってまた戸の鍵を閉めた。


そろそろ童磨も心配してくれるだろうか。
やっぱりまだ怒っているのかな。

「おまたせ!」

男はお盆にご飯と味噌汁を乗せて持ってきた。
私はその時だけ手の縄を外してもらい、手を合わせてから食べ始める。

「おお!鬼でも手を合わせるんだね」

すいません宗教上の関係です。
“命、大切”がモットーなんです!

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むるち(プロフ) - メグさん» 2年越しのお返事で申し訳ありません。応援ありがとうございます。よろしければ今後もお付き合い頂けますと幸いです。 (12月11日 13時) (レス) id: 5314d67d38 (このIDを非表示/違反報告)
メグ(プロフ) - 初めまして。小説楽しく拝見させて頂きました。童磨好きなので、更新楽しみにしています。頑張って下さいね。 (2021年1月4日 17時) (レス) id: b24a442a0d (このIDを非表示/違反報告)
むるち(プロフ) - ぱふぇさん» コメントありがとうございます。童磨の格好良さに気づいて頂けて良かったです!ぱふぇ様のコメントを見て久々に更新致しました。これからもゆっくりではありますが更新していこうと思いますのでお付き合い頂けますと幸いです。 (2021年1月2日 11時) (レス) id: 3098e1ffea (このIDを非表示/違反報告)
ぱふぇ - すごく面白いです!童磨ってこんなに格好良かったんだ…!まじ最高☆更新待ってますね〜o(^-^)o (2020年10月5日 21時) (レス) id: 00337bf9fd (このIDを非表示/違反報告)
むるち(プロフ) - 抹茶さん» 返信遅くなり申し訳ありません。すごく嬉しいです!これからもどうぞよろしくお願いします! (2020年6月19日 22時) (レス) id: 3098e1ffea (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:むるち | 作成日時:2020年1月11日 23時

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