118話 ページ19
私は蜜璃ちゃんの向かいに腰掛け、わらび餅を頬張りながら彼女に話す。
以前鬼殺隊の隊士に助けられたこと。
彼にお礼がしたいこと。
その為に彼に会いたいこと。
『…ってわけだから、柱である蜜璃ちゃんの力をお借りしたい』
私が不安を混じえながら蜜璃ちゃんを見やれば、蜜璃ちゃんはにこにこ笑って言った。
「もちろんいいわよ!今なら彼、拠点にいるはずだわ」
覚悟はしてたけど、やはり鬼殺隊の本拠地に乗り込まなくてはならない。
私に課せられたミッションは2つ。
鬼だとバレないこと。
そして、浮気しないこと。
何とかなりそうだ。
私と蜜璃ちゃんはそれぞれ和菓子を食べ終えると、早速屋敷に向かった。
「ここよ!」
蜜璃ちゃんは、立派な屋敷を指さした。
え…私今からここ入るの…?
「じゃあ、彼を呼んでくるから部屋で待ってて」
蜜璃ちゃんはそう言って私を客間のようなところへ通し、どこかへ行ってしまった。
そして、すぐに聞こえる足音。
どたどたと走ってくる。
「俺に用事があるお姉さんって貴方ですか!?ウワかわいい!!!美人!!!結婚してください!!!」
『喜んで』
「えっ本当に!?」
『……………ウソです』
うえ〜〜んダーリン浮気したい…
私こんな可愛い男の子に求婚されたのよ…
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むるち(プロフ) - メグさん» 2年越しのお返事で申し訳ありません。応援ありがとうございます。よろしければ今後もお付き合い頂けますと幸いです。 (12月11日 13時) (レス) id: 5314d67d38 (このIDを非表示/違反報告)
メグ(プロフ) - 初めまして。小説楽しく拝見させて頂きました。童磨好きなので、更新楽しみにしています。頑張って下さいね。 (2021年1月4日 17時) (レス) id: b24a442a0d (このIDを非表示/違反報告)
むるち(プロフ) - ぱふぇさん» コメントありがとうございます。童磨の格好良さに気づいて頂けて良かったです!ぱふぇ様のコメントを見て久々に更新致しました。これからもゆっくりではありますが更新していこうと思いますのでお付き合い頂けますと幸いです。 (2021年1月2日 11時) (レス) id: 3098e1ffea (このIDを非表示/違反報告)
ぱふぇ - すごく面白いです!童磨ってこんなに格好良かったんだ…!まじ最高☆更新待ってますね〜o(^-^)o (2020年10月5日 21時) (レス) id: 00337bf9fd (このIDを非表示/違反報告)
むるち(プロフ) - 抹茶さん» 返信遅くなり申し訳ありません。すごく嬉しいです!これからもどうぞよろしくお願いします! (2020年6月19日 22時) (レス) id: 3098e1ffea (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:むるち | 作成日時:2020年1月11日 23時