【鬼滅の刃】教祖様をはっ倒したい 参【童磨】

115話 ページ16

『人気投票お前に入れるから許せ』
「突然何？」

私は童磨の部屋に入るなりそう言った。
なんのことかさっぱりわからない童磨は私を怪訝そうに見つめた。

ちなみに人気投票は童磨に入れるしばっちり応募券も手にいれた。転売は許しません。

『せっかく睡蓮菩薩出したのにね…』
「本当になんの話？」
『結晶ノ御子1人ください…』
「え…やだ…」
『あと吸収だめ、お前死ぬから』
「俺は死なないよ？」
『油断は禁物！お前雑魚相手で死んだから！全員美人だったけど』
「わかった、悪夢を見たんだろう？落ち着いて」

童磨はにこやかに私の肩に手を置いて私を宥める。

『まあ確かに毒にやられた顔面は悪夢だね…』

童磨は私を哀れみの目で見つめ始めた。

『ていうか私ら年齢勘違いしてた』
「どういうこと？」
『私ら200年生きてると思ったら100年以上ってだけだった』
「まあ“以上”だし嘘はついていないよ。気にしないで」

私のことを本気で心配し始めたのか、童磨は優しげになる。
普段からこうであってほしい。

『あと童磨』

うん、なあに？と童磨は優しげな目線を寄越す。

『浮気は、しないでほしい』
「しないよ、俺はAだけが好き」
『…あと、死ぬのも嫌』
「俺もだよ、Aは危なっかしいから気をつけて」

そう言って、童磨は私の頬を撫でた。

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