図書隊girl ３

久々の訓練 ページ9

『きっつ……しぬ…………』

今日、堂上班は訓練日で午前中はハイポートをやってました……


手「相変わらず体力だけはないんだな」

『ないねー。むしろ郁ちゃんみたく体力つける方法を知りたい』

郁「あたし？まぁ陸上やってたからなー」

手「Aは何かやってなかったのか？」

『水泳と格闘技』

郁「え?! 水泳体力いるよね?!」

手「肺活量も増えるだろうし持久力は上がるよな」

『うーん、きっと短期決戦型だったんだよー』


堂「はぁ本当にお前どうにかならないのか？」

手「お疲れ様です」

小「お疲れ様」


郁「そんなに酷いですか？」

堂「特殊部隊隊員だぞ？業務部の女子よりは速く走りきって欲しいもんだろ」

『なんで走れないんしょう。身体重いのかな』

手「Aはもう少し太ってもいいんじゃないか？」

『やだ、女子に向かって太ってもいいなんて光君失礼ー』

郁「デリカシーないなぁー」

手「いやそう言うつもりで言ったんじゃ.....」

小「まぁまぁ笠原さんよく食べるけど細身だし、相田さんも少し多く食べても大丈夫なんじゃない？」


さすが小牧教官。同じ男でも光君とは違うようだ。女性に対する気遣いとかがね！


『食べたい所なんですけど入らないんですよねー、困った困った』

郁「食べないと大きくなれないよ？」

『そこまで小さくないと思うけどな。
堂上教官と5cmしか変わんないし』

堂「なんだと？！」

小「ぐふｯｯ」

『なんですかー！事実を言ったまでですー』

堂「貴様……午後の格闘技訓練覚えておけよ」

『望むところです』




『とは言ったものの？午前のハイポートで体力なんか残ってませーん』

堂「アホか貴様」

郁「はいはい！あたし寝技やってみたいです！」

堂「お前にできるか？」

小「出来ないから練習するんでしょ、堂上」

郁「手塚！教えて！」

手「え？お、俺かよ！？」

郁「でかい奴にかけられた方がいいかなって」

『……さり気なくね、傷つく』

小「あははっ、笠原さん悪気ないから」笑

堂「なら小牧は相田に教えろ」

『え？！』

堂「なんだ、俺に技決めてほしいのか？」

『堂上教官に技決められたら腕一本使い物にならなくなりそうなので遠慮します』

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