図書隊girl ３

女子会 ページ46

柴崎side



「「『かんぱーい！！』」」



私、Aはビール、酒に弱い笠原は甘めの
カクテルで乾杯をする
そして2人の興味は当然、今日ランチ相手についてだ


郁「あたしもAもめちゃ気になっててさー
結局どーだったのさ！」


柴「どうってねぇあんた付けてきてたじゃない」


見てたじゃないと少し呆れていうが
笠原曰く会話内容までは聞こえなかったらしい


柴「思ったよりって感じよ
今のところ面白そうかな？ってくらい」


『へぇ、あさちゃんにしては珍しい評価だね
また会ったりしそうなの？』


柴「時間が合えば、かしらね」


郁「大丈夫？
イヤならちゃんと断りなよ？」



隣でAもうんうんと頷き付き纏ってきたら私たちが
ボコボコにしてやる！と息巻いている
2人は私が周囲の反応に押されて断れなかったこと、
あまり乗り気でなかったことを暗に感じていたらしい


ふふっ…まったく、自分達のことは鈍いくせに…



柴「ねぇ2人とも今日の話は周りには黙っててほしいの 」


『もちろん！』
郁「当たり前だよ！」


こんな私を信じてくれる2人には申し訳なく感じるが
今までの経験上、全て計算ずくで立ち回り、情報を
使って相手を転がす事が私にとっての''人付き合い''
なのだ





……こんな本性を知ったら2人はどう思うだろうか？








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カクテルを1杯飲んだ辺りで郁ちゃんが眠くなって
しまったみたいだった
あさちゃんと私はまだまだ酔ったと言うほどではないし
今日は外泊を一応出してきているのでまだお開きには
ならなさそう


柴「付き合い初めてからどう？」


『どうと言いますと？』


そう言えば特に公休に出かけたりもしていないし、
時間があれば夜に話をしたりかなーと考えを巡らす


柴「ちゃんと恋人らしい事をしてるのってことよ」


『…あんまり付き合う前と変わってないかも……』


柴「そんな気はしてたのよねぇ…
普通、タスクフォースでも人気な堂上班の
小牧教官とAが付き合ったとなればそれなりに
話題に上がるものでしょ？！」


なのに全く聞かないとあさちゃんは言うけれど、
たかが特殊部隊員同士が付き合ったからってそんな
興味あるのかな？？？
まぁ小牧教官は女子人気高そうだからある、のか？？




柴「まぁ小牧教官のA対応は元からだから気づか
ないのも無理ないわね…。」

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