図書隊girl ３

本当の気持ち ページ24

玄「こちらとしては大事にはしたくないもんでな。1週間以内にこの件は誤りだったと公表してもらう。その代わりこちらは裁判は起こさない。分かったな？」


良「ｯｯ……わかった…」



玄「取ったな？柴崎」

柴「ばっちりでーす」




毬「小牧さん！！！」


倒れそうになったところを毬江ちゃんに支えられた


小「毬江ちゃん……」




毬「小牧さん……私だと思っていいの？」






小「……ｯｯ」


決めたじゃないか、
今までもこれからも守りたいと思ったのは
毬江ちゃんなんだって



毬「私ね。小牧さんに3度失恋してるの。
1回目は小学生、２回目は中学、3回目は高校。
私より10歳も年上な小牧さんに彼女が出来る度
、自分が子供な事が思い知らされて失恋してたの」




毬「Aが来てから小牧さんはもっと素敵な人になったの。笑い合ってお互いを無意識かもしれないけど大事に思ってて。大好きな2人を見ているうちにまた小牧さんを好きになった。」


小「毬江ちゃん……」


毬「でもね、私は4度目の恋はAが隣にいる小牧さんを好きになったの。そう考えたら諦めれた。

小牧さんがいなかったら外に出たり、学校行ったり、友達なんかできなかった。でもね、レインツリーの国を読んで勇気が出たよ
小牧さん、今までも私を支えくれてありがとう。」



毬「早くAの所に行って？」



小「毬江ちゃん……ありがとう！」




相田さんが入隊してきて、一目で惹かれた
上官と部下、色んな理由をつけて
恋愛感情はないと自分に言い訳してきた

でもどんどん気持ちは大きくなって、
無視できなくなっていた


こんな事件に巻き込まれたけど
毬江ちゃんに背中を押され
伝えるのは今しかないんだ


堂「小牧！」

ふらふらとする体で部屋を飛び出した
この施設に来た時の記憶をたどって、相田さんが入れられた部屋に向かう




小「はぁっ…、相田さん…！」








しかしそこには橋本しかいなかった

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