窮地に陥る ページ18
郁side
小牧教官とAが連れていかれてから、2日たった
図書隊の法務部とかが何かしてるらしいけど
一向に進展なし
郁「堂上教官」
堂「なんだ」
郁「毬江ちゃんに協力してもらえば疑いがデタラメだってすぐ証明できるんじゃないですか?」
堂「ダメだ!小牧が実家に言うなと俺に言ったんだ、その中に毬江ちゃんだって含まれる」
郁「はぁ?!小牧教官がそんな事言ったなんて初耳です!」
堂「拘束される前に俺に言ったんだ!」
郁「あたしはお願いされてません!」
堂「じゃあ毬江ちゃんに、君のせいで小牧と相田が連行された、とでも言う気か!」
郁「そんな事一言も言ってないじゃないですか!」
お互い頭に血が昇って収まりがつかないが
ここで言い負ける訳にはいかない!
郁「大切な男と大切な親友が窮地に落ちてんの!自分が望んでない理由で!そんなの耐えられる訳ない!それなら知って、助けたいと思うに決まってんじゃない!」
堂「……ッ、それはお前の勝手な見立てだろうが!」
郁「あんたみたいな朴念仁は黙ってて下さい!恋愛の見立てで女に敵うと思うなよ!」
柴「それに関してはあたしも笠原を支持しまーす」
柴崎の援護に勢いづいて、更に畳み掛ける
郁「大体!堂上教官だったらどうなんですか?!
好きな女や親友が自分をダシに窮地に陥られたら、そんなの黙ってみてれるんですか?!」
堂「……ッッ」
どこか言葉を詰まらせ、目を逸らした
堂「だが!! 小牧は俺に知らせるなと言ったんだ!」
郁「…いい加減にしなさいよ!! 心配かけたくないとか勝手で傍迷惑な男のプライドなんか捨てちまえ!!」
堂「人が見てても勝手に窮地に陥ろうとするお前が言うな!!!」
郁「…こんな時に揚げ足取らなくても……」
良化隊に喧嘩売ろうとした事を引き合いに出された事は取り敢えず分かった
堂「うるさい!!貴様が口出しするな!」
荒々しく席を立ち、集会室を出ていった
ドアが壊れるんじゃないかという程の叩きつけるような音の後に、玄田隊長が口を開いた
玄「あー…、まぁ面白い見世物だったが」
いつもはキレて飛び出すのはあたしの役目なはず
柴「ほんとあんたって面白くてたまに天才よね」
どういうことよって言えば
大の男をあそこまで追い詰めるなんてなかなか出来ない事よー?と返ってくる
まてまて、追い詰めた感じが全くしない
どちらかというと言い逃げされたよね
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奏叶(プロフ) - 初めまして!この小説すごく好きです! (2018年10月17日 16時) (レス) id: 26e0578516 (このIDを非表示/違反報告)
Mush(プロフ) - はっつさん» 読んでくださりありがとうございます!面白いと感じていただけたようで感激です(*´ω`*)小牧教官大好き人間としてもっとかっこいい姿を書けるように頑張ります!これからもよろしくお願いします! (2016年11月1日 12時) (レス) id: 425e3924df (このIDを非表示/違反報告)
Mush(プロフ) - きむてぃさん» 読んでくださりありがとうございます!きむてぃさんにかっこいいと言っていただける教官を出していけるよう頑張ります(^^) (2016年11月1日 12時) (レス) id: 425e3924df (このIDを非表示/違反報告)
はっつ(プロフ) - こんにちは、最近このお話を発見して、面白く読ませていただきました!やっぱり、図書館戦争のみなさんかっこいいですよね(≧∇≦)小牧教官大好きなので、続き楽しみに待ってます。更新頑張ってください! (2016年7月17日 16時) (レス) id: 8399969685 (このIDを非表示/違反報告)
きむてぃ - ハマります!理想の教官!かっこいいです (2016年6月6日 22時) (レス) id: 0dffe8e07d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Mush | 作成日時:2016年3月28日 8時