探偵事務所-Dolcena-ドルチェナ2【utit】 (ページ12)

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依頼5件目：その後ページ12

『あ゛あ゛あ゛ぁ゛ぁ゛ぁぁぁぁぁぁ』

天「結局お金はゲットならず。その上、殴り込みに行ったのに助けて逃がしちゃうし」

『言うな、それ以上言うな････』

あれ以来、ハッキングされることはなくなった

同時に妖精(フェアリー)の行動情報も得られなくなった

入院していたはずがいつの間にか病室から忽然と消えてしまったらしい

く「残念ですね。Aさんの中では結構使い勝手良かったんでしょう？」

『良かったけど従業員にするつもりは一切ないよ』

あ「でもあのまふっていう子、成瀬と仲良くなれそうじゃねぇか？」

な「多分俺より翔太の方が仲良くなれるんじゃない？」

天「そ、そうかな････？」

確かに。結構性格合いそうだもんな

俺も心のどっかでは惜しい買ったもと思っているのかもしれない

ま、縁があればまたどっかで会うでしょ

＊＊＊

事件(？)解決から2週間ほど

うちの店は変わりなく繁盛し、最近になってはちょっと金銭的にも余裕が出来てきた

『よーし、今日もお疲れ様っしたー』

天「外の看板回収してくる〜」

く「今日は結構儲かりましたね」

売上は上々。その上、近所からも好評を貰っていて最初と違って暇だって嘆く時間はほぼ無くなった

な「片付け完了ー」

あ「今から飯作るんで適当に時間潰しといてください」

『おう』

つっても翔太戻ってくんの遅くね？

俺は看板を置いてあるところに移動した

『････なんでいるんだよ』

天「あ、A」

ま「こんばんわ」

そ「どーもー」

いやいやマジでなんでいるの？お前ら裏社会の住人だろうが

そ「この間は助けてくれたのとまふが世話になったらしいからお礼を言いに来たのとちょっとお願いがあってきた」

『そのおねがいをどうしても聞きたくないんだけど』

ま「Aくんお店で働かせてください」

『俺の意見はシカトか？』

そ「俺らが所属してたチームがさ、この間Aが倒したのをきっかけにどんどん崩れて行っちゃって今はもうほぼ力がないから早々にやめてきたの。だから行く当てなくて」

『シカトなんだ』

俺の話を完全スルーでどんどん進められて翔太もこの数分の間でめっちゃ仲良くなっちゃったことで雇う他なくなっていた

『はぁ、雇ってはやるけどこき使うから覚悟しとけよ』

そ･ま「(* 'ᵕ' )」

あぁ、また人件費がかかる････