第3章 ページ4
監督の部屋にあった椅子に腰を掛けると監督が話し始めた。
趙「今、貴方はイナズマジャパンの立派な選手の一員になりましたが、“まだ”サッカーをしてはいけませ〜ん♪」
A「“まだ”とはどういうことですか？」
趙「流石、Aさん。鋭いですね〜。実は、雷門 夏未さんと一緒にロシアで選手やオリオン財団などの情報を集めてきて欲しいので〜す♪」
A「夏未さんと一緒にロシアで情報収集をするんですか？」
趙「はい♪夏未さんと一緒に色々な選手達の情報などを集めてもらって、イナズマジャパンの選手達を強化してほしいので〜す。」
A「…分かりました。夏未さんと一緒に選手達の情報などを集めてきます。」
趙「ありがとうございま〜す。それでは早速、空港に行っていて下さい♪後で夏未さんが空港に来ますので〜♪」
と言って監督は私に飛行機のチケットとイレブンバンド、ユニフォームを渡してくれた。
チケットなどを貰った後、私は空港に行くために、「失礼しました。」と言い監督の部屋を出ていった。
宿舎の廊下を歩いていると、さっき監督から貰ったイレブンバンドから通知がきた。
どうやら、差し出し人は監督のようだ。内容を見てみると、
[Aさ〜ん♪貴方がイナズマジャパンの特別枠選手だということは、他の選手の皆さんにはヒミツでお願いしますね〜。(´ε`⊂ )]
A「気持ち悪っ、本当に何考えてるのよ、あの監督は。」
監督の絵文字があまりにも気持ち悪かったので本音がつい漏れてしまった。
何故、他の選手達には秘密にするのか意味が分からなかったが、後で脅かすのも面白そうだと思い、[分かりました。]と返信しておいた。
空港に着き、夏未さんが来るまで時間を潰していると、横から声をかけられた。
？「貴方が華宮 Aさんね。」
A「…はい。貴方が雷門 夏未さんですよね。」
夏「ええ、その通りよ。よろしくね。」
A「よろしくお願いします。」
私に声をかけたのは、夏未さんだった。
その後、私達はお互いに自己紹介をしながらロシアに行くため、日本を飛びたった。
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作者名：にじいろくまくん | 作成日時：2019年4月2日 20時
