第23章 ページ24
〜翌日〜
セットしていたスマホのアラーム音で嫌々目覚めた私はアラームをとめ時刻を確認した。
am.6:00
まだ重だるい体を無理矢理起こすと、ベットから降りて身支度を始めた。
身支度を終え、私は少し宿舎の周りを散歩することにした。
外はまだ薄暗く肌寒い、だがその分人気が無いのでのびのびと散歩することができる。
呑気に鼻歌を歌いながら歩いていると、反対側から人影が見えてきた。人影はだんだん近ずいてくる。
風丸さんだ。風丸さんは首にタオルを巻いて、こちらに向かって走ってくる。風丸さんも気づいたのだろう。軽く手を振りながらこちらに向かってくる。
風「おはよう、A。」
A「おはようございます、風丸さん。」
A「朝早くからランニングですか？」
風「あぁ、朝はこうやってランニングをするのが日課なんだ。Aはこんな時間に何をしているんだ？」
A「私は宿舎の周りを探検ついでにお散歩です。」
私がそう言うと、風丸さんはクスッと笑った。
余計な話だが、風丸さんは女である私でさえ羨ましいと思ってしまうほど顔立ちがいい。だから、さっきのような笑った顔を見るとついうっとりとしてしまう。
風「楽しそうだな。どうだ、一緒に走らないか？」
A「いいんですか？」
風「もちろんだ。一人で走っていてもつまらないからな。」
「置いていくぞ。」と風丸さんが言いながら走り始めたので、私は慌てて走り始めた。
その後は、風丸さんと陸上の話をしながらランニングをした。
am.6:45
風「そろそろ宿舎に戻るか。」
A「はい、ありがとうございました。」
風「いや、礼には及ばない。…明日も一緒に走らないか？」
A「はい！一緒に走りましょう。」
私と風丸さんは一緒に宿舎に入って行った。
am.7:00
風丸さんと一旦別れ自室で休憩を少しとっていると、どこからともなくご飯のいい匂いがただよってきた。
もう朝食の時間かと思いながら、食堂に向かうともう朝食を食べている人がチラホラといた。
私は、朝食を取りに行くために厨房の方に向かった。
つくし「あっ、おはようAちゃん！」
A「おはよう、つくしちゃん。朝食どれも美味しそうね。」
杏「そう言って貰えると嬉しいわ。」
A「二人の作るご飯で一日頑張れそう。」
つくし「ありがとー！お互い頑張ろうね！」
A「うん！」
私は、朝食を二人から貰うと空いている席のところに向かった。
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作者名：にじいろくまくん | 作成日時：2019年4月2日 20時
