トリカブトの誓い【オリオンの刻印】 (ページ11)

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第10章ページ11

ギリカナン！彼奴だけは、絶対に許さない！

趙「ギリカナンが望むのは、パーフェクトワールド。それが実現したら、世界経済には多くの利益をもたらすことになるでしょう。しかし、その時サッカーは…いいえ、スポーツの世界は光を失うことになるのです。」

ｸﾗﾘｵ「そんなことはさせない。オリオン財団は、私達スペイン代表が倒す。」

A「いいえ、オリオン財団は私達日本代表が倒すわ！」

ｸﾗﾘｵ「貴方は、華宮 A！フッ、これは試合が楽しみだな。」

A「えぇ、お互い正々堂々と戦いましょう。」

私とクラリオは、微笑み合った。

鬼「華宮、少しいいか？」

稲森君達と話していると、鬼道さんに声をかけられた。

A「はい、大丈夫ですよ。」

鬼「良かった、着いてきてくれ。」

A「はい…」

鬼道さんに言われた通り、着いていくとそこには、豪炎寺さんと、野坂君が居た。

何かしてしまったのかなと思い、

A「あの、何でしょうか…」

と聞くと、鬼道さん達はお互いに目を合わせ頷き合うと、

鬼「お前はギリカナンが現れたとき、オリオン財団の事を知っていて怒っていたようだったがお前とオリオン財団には何か関係があるのか？」

野「ギリカナンもAちゃんのことを知っているようだったしね。」

とあの事を聞かれた。私は少し動揺してしまったが、一回深呼吸をして乱れた心を落ち着かせると、

A「“今”はその事については話せません。でも、いつか皆さんに話します。」

と言った。すると鬼道さん達は、仕方ないなといいそうな顔で、

鬼「そうか、なら俺達はお前が話してくれるまで待つしかないな。」

豪「俺達はお前を信じているからな。」

と言ってくれた。私は申し訳ないなと思いながら、

A「ありがとうございます。話す決心がついたら、必ず皆さんに話しますね。」

と言った。その後は鬼道さん達とサッカーのいろんな話をして盛り上がった。