先生とJKの日常 (ページ10)

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九話。ページ10

毎日、毎日同じことばかり考え続けてる

『何してんだろわたし…』

ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ

二宮「家庭訪問でーす

て、おいおいちゃんとカギかけなきゃ危ないよJK」

二宮「まったく1週間も病欠って聞いて来てみれば、いきなりあんな場面に遭遇して

リスカでもしてんのかとびびったじゃん」

『ごめんなさい、フラついて…

でもこっちこそビックリしたんですけど、大丈夫なんですかニノちゃん』

二宮「大丈夫だって、家庭訪問という教師っぽい口実で来てるから」

『口実の時点でアウトだよね』

二宮「だいたいね何のためにこの前家まで送ったと思ってるの」

『最低ですね』

二宮「そんなことより風邪なら大人しく寝てなさい」

『はい…』

二宮「あ、そうだこれ溜まってたプリント類

さっさと治さないと授業どんどん置いてかれるよ」

『ほんとですよね…』

二宮「あれ何か地雷踏んだっぽい

てか、さっきから気になってたけど一人暮らし？」

『急に方向転換しましたね、そうですけど』

二宮「そっか、俺的には超都合がいい…

けどここで手を出すわけには…ちょっと待ってどこに電話をおかけになるのかな？

落ち着こうかJK」

『落ち着いてますよ』

二宮「でも1人か…尚更危ないよね

反動で本当にリスカとかしないでよ」

『しないですよ…』

二宮「説得力ないんだよね

まぁ俺としては単に傷が残ることがよろしくない。好きな人の傷をみるのはつらいだろ…

とにかくさっさと寝て風邪を治せ」

『…ニノちゃんどこに向かって喋ってるの』

二宮「おっと…いっぷくしてきていいですか」

『ベランダでどうぞ…』

二宮「んじゃ余計な事しないで寝てろよ」

だからどこ見て話してるの