先生とJKの日常 (ページ27)

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二十六話。ページ27

二宮「JK知ってる？

飢えて死ぬのはめちゃくちゃ苦しいし怖いらしいよ」

『そうですか』

二宮「チョコはチョコ？バレンタインのー

先生飢えて死んじゃうよー」

『朝から呼び出されたと思ったら

たくさんもらってるじゃん』

二宮「まぁ、今年の俺かっこいいからな

この量も必然なんだよね

まぁ、呼んだのはそれだけじゃないけど

なんでそんな顔色悪いの？悩み事？」

『いや…』

悩み事か、先生にチョコをあげるか否か

本命が「好き」なら義理はその反対…

これってどう渡しても告白の返事になるよね

二宮「ねぇ、チョコは？」

『……』

二宮「よし、わかった

何に悩んでるのか知らないけど、天野が本命チョコくれるまで俺何にも食わないから」

『はっ!?』

二宮「水なしでもって一週間ってところかな

いや、やっぱ水はありでいい？」

『いや、ちゃんと食べてくださいよ』

ｶﾞﾗｯ

櫻井「ニノちゃん荷物置かせて」

『翔くん！

すごい量だね』

櫻井「先輩もいたんだ

って、それニノちゃんの？すごい量だね」

二宮「いや、俺いま断食中だから」

櫻井「そんなことより」

二宮「そんなことってなんだよ！」

櫻井「今年のチョコの量、先輩のおかげかも」

『私？』

櫻井「先輩が話しかけてくれるようになってから他にもちらほら話しかけてくれる人増えてさ…

だから、なんか…ありがとう」

『どういたしまして』

櫻井「それでなんだけど先輩今日の放課後空いてない？

ケーキ食べに行かないかなって」

『予定ないからいいよ』

櫻井「ありがと、それじゃあ放課後！」