先生とJKの日常 (ページ25)

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二十四話。ページ25

櫻井「なんだネックレスね

ハグでもしてんのかと思った」

二宮「教師が生徒に手出すわけないだろ」

息するように嘘ついた

二宮「そんなことより他のやつはもう帰ったぞ

人気者が一人残って何やってんの」

櫻井「こんな口悪いのにホントに人気あると思う？」

自覚あるんだ

櫻井「誰ともまともに喋ったことねーんだ

みんな見た目とスペックで判断してさ

近寄りがたいとか、ねたみとかアイドルとかって

体のいいイジメだろ

大勢の中に一人って浮くし、だから遅れて帰ろうと思っただけだよ」

『つまりボッチが嫌ってこと？』

櫻井「は？全然ボッチじゃねーし

群れるの嫌いだし」

『どうしよう、強がっちゃった』

二宮「ダメだって、ああいうプライドが高い子にはもっと当たり障りのない言葉を選んで…」

櫻井「聞こえてんだけど!?

あぁもういいよ、そうだよ一人だって思われんのが恥ずかしいんだよ

どうせ分かんないだろ俺の気持ちなんか…」

『…誰も話してくれない気持ちは理解してあげられないけど

でもさ、そのぶん色んな事経験できたり

以外と人生って予想外のことばかりだよ

それに…』

私には一緒にいてくれる人がいる

櫻井「先輩？」

『ねぇ、櫻井翔くん

私とお友達にならない？』

櫻井「いや、友達って「なろう」って言ってなるもんじゃなくない」

『そっか…』

二宮「なってやれよ意地張ってないで」

櫻井「口約束でなれるかよ」

二宮「今すぐなろうって言ってんじゃなくて、今からなってくんだろ

天野なら一度できた友達は一生大切にすると思うけどね」

櫻井「なんでニノちゃんがそんなこと言えんだよ」

二宮「そういうやつなんだよ

ただしなれるのは友達までだけど」

櫻井「……」

二宮「んじゃそろそろ帰るよー」

櫻井「…俺は一人で帰るし」

二宮「えー、まぁいいけ…

痛たたた、腰やばい!!」

『ちょっ大丈夫!?

ニノちゃんおじさんみたい』

二宮「一言余計だから

ちょっと肩貸してJK」

『え、ちょっと重っ…』

二宮「頼りないなー

あー男手があったらなー」

櫻井「…あーもうしょうがないな」

翔ちゃん出てきたけどチャラいw

これからもちょこちょこ出てきます