先生とJKの日常 (ページ14)

今日:7 hit、昨日:11 hit、合計:4,154 hit

十三話。ページ14

生田「…お願いだから

俺と一緒に死んでくれないか」

ｶﾞﾗｯ

二宮「な、何事…？」

ﾊﾟﾘｰﾝ…

二宮「あーそういうこと、劇の練習やってたのね

ビックリして電球落としちゃったじゃん」

『まぎらわしくてごめんなさい』

二宮「割ったこと誰にも言わないでね …こら、素手で触ろうとするな

もうどこも切るなって言っただろ」

『すいません…』

二宮「てかさ、前回で風間ルートが消滅して大変歓喜していた俺の今の気持ちわかる？」

生田「なんの話？」

『生田くんは劇の主役です』

生田「主役ってモテそうだよね」

二宮「動機が不純だな」

『配役は脚本担当の指名なんで仕方ないですよ』

二宮「脚本って副担に任せたんだけど」

『はい、内容を簡潔に言うと

男女の泥沼愛憎劇。昔の男の憂さを劇で晴らすって言ってたよ』

二宮「なんてものをやらせようとしてるのよ

ってしかも、内容にクレームあったら全部俺に押し付ける気満々じゃん」

脚本演出:二宮和也

『脚本を押しつけた罰ですよ

まぁ私としては…演技力がなさすぎて練習付き合わせてしまってごめんなさい』

二宮「お、おぉ絶望感は役にピッタリだぞ」

生田「まぁまぁ練習すれば大丈夫だって」

『ありがとう』

生田「いいっていいって

さっさと片して練習しよ」

二宮「……

よし、生田ゴミ処理頼んだよ」

生田「えー」

二宮「さっさと片付けたいんでしょ」

生田「それはそうだけど

空気読めよなー」