先生とJKの日常 (ページ12)

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十一話。ページ12

衝動にかられて身を投げ出したことを少しだけ後悔した

ﾎﾟﾀﾎﾟﾀ…

「本当にありがとうございました！

ほらお礼言って」

「ありがとう！お姉ちゃんおじちゃん！」

二宮「もう1回言ってみ」

『子供にケンカ売らないの

間違いじゃないんだから』

二宮「子供に言われたら本当っぽく聞こえるでしょ

てゆーか何？犬を助けるために何危ないことしてるの」

『だって…飛び込むほうが回り込むより早いかなって

それにあの犬泳げないって言ってたから』

二宮「やっぱいいやつだよな」

『でもまさかニノちゃんまで飛び込んでくるとは思わなかったけど…

帰宅中ですか？偶然ですね』

二宮「偶然っていうか相変わらず難しい顔してるなって思ってストーキングしてたら急にあんなことするか…

ちょっと距離取らないでもらえます？」

難しい顔って…

それは毎回いいタイミングで現れるあなたに悩まされてるんですよ

二宮和也先生

二宮「あー寒いし、濡れて気持ち悪い

そういえば怪我とかしてない？」

『う、うん

特に何ともないので大丈夫です』

二宮「あのね、だからってこんなことで命はらないの。もうちょっと生きることに執着したほうがいいよ

心配させんな…」

『ごめんなさい…

あ、そう言えば怪我はいてないけどジャケット流されちゃった』

二宮「実はずっと気になってた」

『ちょっ///』

二宮「いや、不可抗力だからね！見てないからそんなに

とりあえずこのままじゃ帰れないから１回学校戻るか」

ﾌﾜｯ

『ありがとうございま…

濡れてますね、ﾌﾜｯって言う効果音どっから出てきたんですか』

二宮「仕方ないでしょ俺も落ちたんだから

あー、荷物全部水浸しだ…

これって乾いたら元に戻るかな…」

『さぁ…』