先生とJKの日常 (ページ2)

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一話。ページ2

二宮「なーにやってんの」

『……！』

学校の屋上

授業中

誰にも邪魔されないはずだったのに

二宮「禁煙しようかな

……言いたい放題言っちゃってさJKたち。俺そんなにタバコ臭い？」

『……

あの、今授業中だと思うんですけど…先生』

二宮「ニコチン切れちゃって…自習にしてきちゃった」

最低教師じゃん

……この男は物理科教師兼担任の二宮和也

生徒からはニノちゃんと呼ばれ、親しみを通り越して舐められているんじゃないかと思うときもある

から、たまに少し可哀想に思う

二宮「何で哀れみの目を向けられてるの俺」

『気のせいですよ』

二宮「とりあえず同志の先生に話してみなよJK」

『……』

二宮「ほほう、だんまりですかJK

どうせあれでしょ授業中にお腹でもなって皆に聞こえちゃったとか

大丈夫だよ人間なんてみんなお腹空くんだから元気だしなよJK」

ｶﾞｯ

二宮「ちょっと待って落とす気!?待ってください!!

俺からタバコを奪って何の得になると言うんだJK」

いちいちJKと呼ばないでほしい

『そんなんじゃありません…失恋です…

初恋でした …いつも笑顔で話しかけてくれるから、きっと私と同じ気持ちなんだって思って告白したんです』