純黒の悪夢end… ページ41
「キャー!!」
「早く逃げろ!!」
『…っん
あれ、わたしっ!!』
そんな観覧車が転がっ…
ガシャン
『えっ…?』
立ち上がろうとすると右手首に違和感と金属音
視線を落とすと手錠で柵に繋がれていた
『な、なんで!?
…そんな、だって彼女が』
繋がれた鎖ははずれず
ただ、過ぎていく光景を見てることしかできなかった…
『………』
降谷「A」
『…なんで』
降谷「あそこは危険すぎた
それに組織の奴らもきていた」
『知ってるよそんなこと…
守りたかった彼女を…ほんとに私って無力だな…』
降谷「そんなことはない
お前が風見にいろいろと伝えてくれていたんだろ
Aがいたからこれだけですんだ」
『でも…』
降谷「お前が彼女を守りたかったように、彼女にも守りたいものがあった
守れたんだよ彼女は」
『…零さん、やっぱり辛いよ
少しは記憶が消えることに慣れてきてた自分がいたけど
やっぱり守りたい、たくさんの人を
それに…』
ピトッ
降谷「A…」
零さんの頬に手を添える
『こんなにも大好きな貴方を傷つけたくないから…』
降谷「Aのその強い思いがあればちゃんとできるさ
それにお前が俺に傷ついてほしくないように、俺もお前に傷ついてほしくないんだからな」
『うん…』
『…今更なんだけど、何で手錠つけたの』
降谷「目が覚めたら絶対来るかと思って」
『気絶させられたことでも怒なのに』
降谷「ゴメンって」
『彼女に手錠かけるってどういう神経よ』
降谷「たまにはそういうのもいいかなって」
『…え』
降谷「冗談ですよ」
『いや、冗談に聞こえないから怖い』
降谷「嘘だからこっち来いって
ほら、今日は優しくしてあげますよ?」
『…っ///それもそれで何かヤダっ!!
ていうか赤井さんとは大丈夫なの?』
降谷「ほほぅ、今その名前を出すんですか?」
『え、いや、ちょっと気になっ…ん!』
降谷「他の男の名前を口にしたAが悪いんですからね?」
『ちょっと待っ!!』
降谷「待つのは嫌いなんです」ニコッ
『零さっ///』
もう二度と他の男、もとい赤井さんの名前は出さないでおこうと誓うAであった
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rrr - おかえりなさいのえりの部分が名前になってます (2020年11月22日 11時) (レス) id: 41339faa78 (このIDを非表示/違反報告)
ジュリ(プロフ) - 初めまして、このお話の続きがすごく楽しみです!頑張ってください。 (2019年8月16日 15時) (レス) id: 95734c7554 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:由夢 | 作成日時:2018年10月18日 20時