トリップした先は喫茶ポアロ!? 2

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ｶﾞﾁｬ




降谷「…ただいま」


『………』


降谷「ただいま」


『……』


降谷「昼間は悪かった」


『零さんが謝ることじゃないんじゃないの

警察として当然の考えだろうし』


降谷「そうじゃない

昼間の発言は警察としての意見ではなく一人の男としての意見だ」


『…つまり私がキッドと会ったことに嫉妬したってこと？』


降谷「…悪いか」


『ｸｽｯ …全然、むしろ嬉しい

零さんもそういうこと思ってくれるんだって』


降谷「俺だって人間だからな」


『そうだねw』


降谷「それで、今回の件についてまた新たに動きがあったそうだ」


『調べてくれたの？』


降谷「放っておくと何しだすかわからないからな」


『別に何もしないし』


降谷「今日、怪盗から毛利先生宛に手紙が届いたそうだ

今夜＜ラ･ベルスーズ＞の左、最初の模写を頂きに参ります …という内容で」


『ラ・ベルスーズの左、最初の模写 …ってことは五枚目の向日葵』


降谷「あぁ

その向日葵が現在、損保ジャパン日本興亜の美術館に展示されていて、向日葵を移動させようとしたところ怪盗に奪われたそうだ」


『向日葵取られたの!?』


降谷「いや、その後に怪盗から向日葵を返すかわりに百億を用意しろと要求があったらしい」


『キッドがお金を？』


降谷「あぁ、東都プラザホテルの一室に用意しろとあったらしい

結局、キッドは現れたが金は持っていかなかったらしい」


『向日葵は？』


降谷「ちゃんと返ってきたそうだ」


『そんなことがあったんだ

ありがとう零さん、いろいろ調べてくれて』


降谷「これくらい大したことじゃない」


『あんまり無理しないでね』


降谷「Aに言われたくはないな」


『お互い様だよw』

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