トリップした先は喫茶ポアロ!?

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目暮「それで、ハンターは？」



ｷｬﾒﾙ「幸い手術は成功し一命を取り留めました

しかし、これを機に除隊

すぐに帰国しましたが、彼の不幸はこれで終わりませんでした」


ｼﾞｮﾃﾞｨ「帰国後平穏な暮らしを求め、ワシントン州シアトルの田舎に移り住みましたが、戦場での忌まわしい記憶はけして消えることなくハンターを苦しめ続けていたそうです」


ｷｬﾒﾙ「そして不幸は彼のみに留まらず、一緒に暮らしていた妻や妹にまで降りかかりました

投資失敗による破産、婚約破棄による妹の自害

薬の過剰摂取による妻の死など、ハンターは名誉と財産、そして愛する家族までも立て続けに失ってしまったのです」


ｼﾞｮﾃﾞｨ「それから六年間、ハンターの行方は全くわからなくなってしまいます」


白鳥「その人物がなぜ、今回の殺人事件の容疑者になるんですか？」




その質問に、キャメルはホワイトボードに資料を貼りだす




ｼﾞｮﾃﾞｨ「三週間前のことです

シアトルで、ブライアン・ウッズという地元誌の記者がライフルで狙撃され死亡するという事件が起こりました

警察がその被害者を調べて行くと、"疑惑の英雄"という連載記事で、ハンターとその妻を必要に取材し、二人をノイローゼに追い込んだ人物であることが判明したんです」


ｷｬﾒﾙ「これにより容疑者となったハンターを警察とFBIが捜査した結果、二週間前に日本に入国していることが分かったんです

そこでFBI本部は休暇で来日している我々にハンターの身柄確保を命じたというわけです」


目暮「なるほど、それで今に至るというわけですか」


ジェ「えぇ …ところで、その後のハンターの行方は？」


目暮「現在も湾内を捜索していますが、これといった手掛かりは…」


ｷｬﾒﾙ「無理もありません」


目暮「え？」


ｷｬﾒﾙ「ご存知のようにSEALsの"SEAL"は、海"SEA"、空"ALR"、陸"LAND"の頭文字を取ったもので、中でも泳ぎは得意なんです

ライフル狙撃と同様に…」

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