的場家に嫁ぐことになりました!?

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『なんでいるんですか…』


的場「そのような顔されると可愛い顔が台無しですよ。」


『おおきなお世話。


それで、私に何かご用でした？』


的場「そうですね。


単刀直入にお聞きしますと祓い屋なんですか？」


『違う。


どうして私が祓い屋だと？』


的場「先程の妖怪を倒されたからですよ。」


『倒したのは的場さんでしょう？』


的場「Aさんの声が聞こえたので途中で止めました♪


なのであの妖怪を倒したのはAさんです。


洞窟内に戻ったとき毒気も消えていたのでそれも恐らくAさんがやったことかと。」


『途中で止めるって…


私だけでたおせなかったらどうするんですか、まったく。』


的場「Aさんならできると思いましたので。


それで、Aさんは祓い屋ではないけど祓いの力を持っている、そういうわけですね。」


『祓い屋のことなんて的場さんに会うまで知らなかったですし。


ただこの力は自分のため、護身用に身につけただけです。』


的場『護身用ですか。


やっぱり貴方は面白いですね。』


『今のどこに面白い要素ありました？』


的場「Aさん、的場一門にはいりませんか？


一門に入れば貴方を守って差し上げられる、皆同じような境遇を持ち理解者ばかり、なにも隠すことなく生活できますよ。」


『私、今の生活に不満ないですし。』


的場「ではこうしましょうか。


今度、一門に来てみてください。祓い屋のこと教えて差し上げます。


知りたいでしょう？」


『……わかりました。』


的場「決まりですね。


では、コレが私の家の住所ですので後日お越しください。


それでは我々は帰りますので、また。」

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