TwentySeven ページ30
『うっ………』
kn「とりまきやな……」
二年教室廊下は人で溢れていた
勿論、結果を見に来た生徒達……と言いたいが
どうやら生徒会の二年メンバーがいるらしい
見えにくいが、少し生徒会長の金髪が見えた
rbr「あ、後にしよか……拉致あかんわ。Aがアイツらに話しかけたら目立つしな」
kn「妥当やな」
zm「うるっさいわぁ……来年俺らもあぁなるんか？」
sya「顔がええって罪よな」
何か自分と近しいものを感じる
確かに顔がいいと罪だなと思う
…なんだ。当たり前のことを言って悪いか
kn「しゃあないわ！昼飯食いに行くついでに聞こうや」
『……つまり今日は図書室で食べろと』
kn「あぁ…今日は生徒会室やな。あん時は生徒会室がゴチャってたからやってん」
生徒会室というのがさらに嫌である
生徒会室のあるフロアは
基本的に一般生徒は立ち入り禁止
隔離されている所だ
こっそりと行かなければ
生徒会ファンクラブにドヤされて
私の平和な学校生活は終わりを告げるだろう
それに……中に入ったら逃げられない
『絶対に昼でないとダメなのか』
zm「まぁ放課後は生徒会忙しいらしいしなぁ……昼が妥当やろ」
『絶対に生徒会室でないとダメなのか』
kn「じゃなきゃ逃げるやろ」
……バレバレか
今すぐにでも逃げ出したい
いやまぁテストの点は自信がある
だが、万が一というものもあるし…
…分かっている
逃げることは人間として良くない
『ﾊｧ……わかった』
テストの結果を聞くだけだと言うのに
ここまで気を張っていなければならない
ストレスというのはこのように溜まるのか
生まれてこの方、ストレスは感じた事があるが
何故かストーカーに追われた時よりも
プレッシャーを感じる
その場にいた四人に目を向ける
互いに小突き合いながら
笑顔で話し合っていた
zm「…どないしたん？」
『仲がいいな』
zm「ホンマに言っとる？仲ええ訳ないやろ」
そう言葉にしながらも
ゾムは嬉しそうだった
本音はきっと違うのだろう
zm「なんや……寂しそうな目、しとるで」
ゾムに言われ、私は目を見開いた
寂しそうな目をしていた？
…そんな訳がない
生まれてから父と母以外
私は殆ど人と関わってこなかった
寂しいなど、思うわけが無い
心の中でそう否定しながらも
何か違和感を拭い切れなかった
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斬(プロフ) - しおりんさん» 続編に行きますのでそこで書かせてもらいまっす！ (2020年3月5日 19時) (
レス) id: 72381179a9 (このIDを非表示/違反報告)
斬(プロフ) - しおりんさん» ありがとうございます！リクエスト…！大歓迎です！良いですね…書かせていただきます！ (2020年3月5日 19時) (レス) id: 72381179a9 (このIDを非表示/違反報告)
しおりん - リクエストってOKですか???OKだったら泣いてるところを、見られた的なものを書いてほしいです。 (2020年3月5日 19時) (レス) id: 527cd6ca75 (このIDを非表示/違反報告)
しおりん - Twitter見たゼ!!!ｷﾗｰﾝ(*^-^) (2020年3月5日 19時) (レス) id: 527cd6ca75 (このIDを非表示/違反報告)
斬(プロフ) - アルバートさん» 誰かと一緒にドイツ……いいですねぇ…私もチャンピョン帰りの車で一瞬で読みましたよ！ほんと、もう、tn可愛かった！ (2020年1月28日 6時) (レス) id: 72381179a9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：斬 x他1人 | 作成日時：2019年10月15日 3時
