TwentySix ページ29
テストは呆気なく終わった
…内容は中学時代の復習とはいえ
問題はかなりレベルの高いものが出るため
中々難しいところもあった
が、自信はある
今迄の人生の中で
一番いい成績のテストの筈だ
それくらい自信があった
テスト後１週間
結果が張り出されるこの高校
その廊下で自身の点数を確認した
全部で7教科、勿論学年トップの成績
合計点数は６８９であった
周りからチラホラと
「一位取りたかった」
「生徒会に入りたいのに」
そんな声が聞こえてきた
…やはり生徒会に入りたいがために
全員が本気を出しているのか。くだらない
rbr「はぇ…流石やな……１２点しか間違っとらんやん…」
kn「おま、ほんまか…？俺五位やで…」
『中々高いな』
kn「一位に言われるとめっちゃ悔しいわぁ…」
三人そう言っていると
不意に肩を叩かれ、振り返れば
二人の男子が立っていた
zm「よ、お前ら。Aは久しぶりやんな」
rbr「お、ゾム！お前は……三位！？負けたぁぁ！」
zm「お、うぇぇぇ！？一位Aやん！頭ええなぁっ！」
「…え、お前なん？嘘やろ…」
そう言ったのは
赤いニット帽に豚のピンバッジを付けた人
私を品定めするように見つめてきた
zm「あ、そういや言ってへんかったな。Aっちゅう奴でな？前に昼食ったんや」
sya「三組のシャオロンや……お前何もん？」
『一組の夜野A。特に何者とかは無い。只の女子高生だ』
rbr「シャオロン。警戒せんでも大丈夫やで…」
kn「基本無口な奴やねん！ゾムが気に入っとるんやで？」
sya「ﾌｩﾝ……まぁええわ…よろしく」
不満げで不愉快、といった表情のシャオロン
だが、ゾムは私に耳打ちをしてきた
zm「シャオロンがよろしく言うたし、大丈夫やで。アイツ普通なら最初からもっと強く当たるかんな」
どうやら普通よりも
彼の最初の態度は柔らかいらしい
あまりそうは見えないが
普通なら何も話さないで無言でいたりするのか
まぁ……それほど警戒されなかったのなら
良かったと思う
rbr「ほな、さっそくグルッペン達の結果見に行こか？」
kn「…Aめっちゃ高いんやで？あっち１２点以上落としとったら終わりやからな…」
zm「なになに？」
kn「グルッペンとA、点数競っとるんや」
zm「豪勢なもんやなぁ……どうやろ」
余裕はこけないと思いつつ
私達は二年教室廊下へ向かった
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斬(プロフ) - しおりんさん» 続編に行きますのでそこで書かせてもらいまっす！ (2020年3月5日 19時) (
レス) id: 72381179a9 (このIDを非表示/違反報告)
斬(プロフ) - しおりんさん» ありがとうございます！リクエスト…！大歓迎です！良いですね…書かせていただきます！ (2020年3月5日 19時) (レス) id: 72381179a9 (このIDを非表示/違反報告)
しおりん - リクエストってOKですか???OKだったら泣いてるところを、見られた的なものを書いてほしいです。 (2020年3月5日 19時) (レス) id: 527cd6ca75 (このIDを非表示/違反報告)
しおりん - Twitter見たゼ!!!ｷﾗｰﾝ(*^-^) (2020年3月5日 19時) (レス) id: 527cd6ca75 (このIDを非表示/違反報告)
斬(プロフ) - アルバートさん» 誰かと一緒にドイツ……いいですねぇ…私もチャンピョン帰りの車で一瞬で読みましたよ！ほんと、もう、tn可愛かった！ (2020年1月28日 6時) (レス) id: 72381179a9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：斬 x他1人 | 作成日時：2019年10月15日 3時
