TwentyThree ページ24
os「ま、頑張ることやな。グルッペン同様に俺もAには生徒会に入ってほしいとこもあるけど……可愛ええAに免じてフェアプレイにしたるわ」
見た目どうこうで判断されるのは
あまりいいとは思えないが
まぁフェアプレイならいいか
ht「本当に頑張れとしか言えないな……あいつ驚くほど頭いいから…まぁその点はトントンとマンちゃん、エミさんもなんだけど」
os「戦略ゲームとか好きやし、半分ゲームの為に勉強してた節あるしなぁ…グルッペンは歴史オタクなだけやけど」
話からオスマンさんと生徒会長は
幼馴染みのようだ
ただ、その目は随分遠くを見ているようだった
os「…さて、無駄話もこの辺にして。ちょっとAに聞きたいことあんねんけど」
『何でしょうか』
os「…前にグルッペンから「好き」とか言われて、何とも思わんかったん？」
ht「っ……ｺﾞﾎｯｺﾞﾎｯ……はぁ？」
むせるひとらんさんを他所に
「ねぇねぇどうなん？」と迫るオスマンさん
どうって言われても…
『何とも思いませんよ。そもそも恋愛など興味もないですし、初対面の方を好きにはなれません。それに……私はそれよりも大事なことがあるんで』
os「大事なこと…？」
…彼らに行っても意味が無いのに
余計なことを言ってしまった
こういうふうに言うと人間は気になるものだ
ht「それって何なの？」
『え、あぁ……ただ単に、ずっと何か忘れてるようで』
そして何故か
話す気なんて微塵もなかったのに
彼らに口を開いてしまった
彼らに話しても見つかる筈がないのに
os「……そのうち思い出せるんとちゃう？」
ht「そうだね……忘れた事って絶対に後で思い出すものだし。俺もあるんだよね…なんか忘れてる事」
二人の言葉が、私の胸にストンと落ちた
しっくりくる言葉だった
そう、そのうち思い出せる
『…そうですね』
再度彼らを見ると
オスマンさんとひとらんさんは
悲哀に満ちた瞳をしていた
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
gr「あ」
『……』
os「お、丁度終わったんか」
ht「グルッペンも帰り？」
昇降口で生徒会長に出会った
思わず逃げ出したい気持ちに駆られるが
どうせこの三人の誰かに捕まって終わりだろう
gr「そうだが……お前ら三人、仲良かったのか？」
ht「まぁね」
gr「…お前…探してもいないと思ったら中庭で勉強してたな」
『悪いですか？』
gr「…別に？」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 193人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「逆ハー」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
斬(プロフ) - しおりんさん» 続編に行きますのでそこで書かせてもらいまっす！ (2020年3月5日 19時) (
レス) id: 72381179a9 (このIDを非表示/違反報告)
斬(プロフ) - しおりんさん» ありがとうございます！リクエスト…！大歓迎です！良いですね…書かせていただきます！ (2020年3月5日 19時) (レス) id: 72381179a9 (このIDを非表示/違反報告)
しおりん - リクエストってOKですか???OKだったら泣いてるところを、見られた的なものを書いてほしいです。 (2020年3月5日 19時) (レス) id: 527cd6ca75 (このIDを非表示/違反報告)
しおりん - Twitter見たゼ!!!ｷﾗｰﾝ(*^-^) (2020年3月5日 19時) (レス) id: 527cd6ca75 (このIDを非表示/違反報告)
斬(プロフ) - アルバートさん» 誰かと一緒にドイツ……いいですねぇ…私もチャンピョン帰りの車で一瞬で読みましたよ！ほんと、もう、tn可愛かった！ (2020年1月28日 6時) (レス) id: 72381179a9 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：斬 x他1人 | 作成日時：2019年10月15日 3時
