TwentyTwo ページ23
os「なんで、信じるん？」
真剣な顔だった
おかしいとか、変だという顔ではない
『なんでと言われましても……人の死というのは輪廻を巡ってまた生まれ変わるから、と考えていますから。まぁ神様など信じていませんが…』
未だに真っ直ぐと私を見つめるオスマンさん
綺麗なアレキサンドライトは
夕日と混ざり合い
不思議な色を生み出していた
os「……そか。俺は神様信じとるし、前世も信じとるよ。偶に想像なんかしたりして…な」
私から目を離し、遠くを見つめていた
見開いていた目は糸目に戻る
…少し悲しげな雰囲気だったが
os「じゃ、俺はこっちの道やから。…ごめんなぁ。騒がさてもうて」
『いえ……充実した帰りでした。それでは』
os「おん。また明日めう〜」
名残惜しげに私の手を離し
彼は小さく手を振りながら
別の道を行った
……それが、何処か既視感があった
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
それから、また数日が経った
もう残り一週間もない頃
いつも通り中庭で勉強していた
勿論、ひとらんさんとオスマンさんがいる
ht「あと少しか……」
os「せやなぁ〜Aは調子どうなん？」
『仕上がってきてはいます……』
時々話しかけては来るものの
邪魔はしてきていないので
側で紅茶を飲むくらいは許している
私もオスマンさんの美味しい紅茶を飲めるので
有難いのもある
os「今回のテストはAが生徒会に誘われて入るか入らないかを決めるやつや。生徒会に入る方法は二つやからな」
『……二つ？』
少し疑問に思い
二時間続けてやっていた手を止め
休憩がてら聞くことにした
os「せやで。一つ目はAのように生徒会の誰かから誘われる。二つ目は二学期初めの【全学年合同テスト】で生徒会長が決めた枠内に入ること。一位は必然的に生徒会長やで」
つまり
一つ目の方は生徒会役員になるだけ
二つ目の方は役員になるだけでなく
役職も細かく決まるということ
どちらも断る権利はあるらしいが
私は公平な勝負をするので
あの生徒会長に勝たなければ
生徒会に入る羽目になってしまう
『そうですか……ならもし今回のテストで生徒会長に負け、私が入ることになっても、その二学期初めのテストで下の順位に入れば抜けられるんですか？』
ht「無理だと思うなぁ……またグルッペンに誘われて生徒会に入る羽目になるよ」
『…やはり勝つしかないですか』
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斬(プロフ) - しおりんさん» 続編に行きますのでそこで書かせてもらいまっす！ (2020年3月5日 19時) (
レス) id: 72381179a9 (このIDを非表示/違反報告)
斬(プロフ) - しおりんさん» ありがとうございます！リクエスト…！大歓迎です！良いですね…書かせていただきます！ (2020年3月5日 19時) (レス) id: 72381179a9 (このIDを非表示/違反報告)
しおりん - リクエストってOKですか???OKだったら泣いてるところを、見られた的なものを書いてほしいです。 (2020年3月5日 19時) (レス) id: 527cd6ca75 (このIDを非表示/違反報告)
しおりん - Twitter見たゼ!!!ｷﾗｰﾝ(*^-^) (2020年3月5日 19時) (レス) id: 527cd6ca75 (このIDを非表示/違反報告)
斬(プロフ) - アルバートさん» 誰かと一緒にドイツ……いいですねぇ…私もチャンピョン帰りの車で一瞬で読みましたよ！ほんと、もう、tn可愛かった！ (2020年1月28日 6時) (レス) id: 72381179a9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：斬 x他1人 | 作成日時：2019年10月15日 3時
