TwentyOne ページ22
os「ここまで来れば大丈夫やろ！」
と言いつつも私の手を離さないオスマンさん
いい加減にして欲しいけれど
振りほどくのも無いなと思い
そのまま帰路を歩いていく
ht「それにしても…なんで生徒会に誘われることになったの？」
『それは…言えないです…』
os「グルッペンが一目惚れしたんやと」
ht「マジで言ってんの！？」
os「何なら俺とトントンも気に入ってるんやで？」
それは初耳である
だから昨日は割って入ってくれなかったのか
…こんな無口で無表情な女の
どこを見たら気に入るのか分からない
…容姿端麗に生まれた事は認めるけれども(ﾄﾞﾔ)
ht「……ちょっと分かる気はするけどね」
os「お……ほんま？」
ht「なんか…見てて安心する」
血迷ったか、ひとらんさん
ただそれよりも
その言葉に反応したのか
オスマンさんの手がまた震えだした
表情は全く変わらないのに
オスマンさんの手を伝って
何か耐えているような感覚が伝わってきた
ht「…勉強の邪魔はしないけど、少し生徒会に入ってほしい気持ちが出てきた」
『もう中庭に行きません』
ht「本当に邪魔しないって！毎日でもあそこで勉強していいからさ」
…会ったばかりだけれど
ひとらんさんが嘘をつくようには見えなかった
『…分かりました。オスマンさんも邪魔しないでくださいね。もし邪魔したら中庭にはもう来ません』
ht「分かった？マンちゃん」
os「うっ……分かったわ……ただティータイムだけはしてええやろ？」
『静かにしてくださるならお好きにどうぞ』
…それならば
物腰柔らかだったエーミールさんがいる
図書室でも良かったかもしれない
まぁいいか
ht「…俺はこっちだから。じゃ、また明日ね」
『さようなら』
os「ばいばいめう〜」
…こうしてひとらんさんと別れ
私とオスマンさんだけとなった
二人になった途端
3度目のオスマンさんの手の震えを感じた
『…その、オスマンさん。どうされたんですか？』
黙っているのもおかしいと思い
彼に話しかければ
真っ直ぐに向けられた視線とかち合う
西日に照らされ、顔が半分影になっている
os「……Aは、【前世】って信じる？」
唐突に聞かれたその言葉は
普段なら耳にしないような言葉で
それを彼は真面目な顔で言う
ただ、全く意図が読めない
『信じる、って言ったらどうですか？』
彼は何故か、糸目を見開いた
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斬(プロフ) - しおりんさん» 続編に行きますのでそこで書かせてもらいまっす！ (2020年3月5日 19時) (
レス) id: 72381179a9 (このIDを非表示/違反報告)
斬(プロフ) - しおりんさん» ありがとうございます！リクエスト…！大歓迎です！良いですね…書かせていただきます！ (2020年3月5日 19時) (レス) id: 72381179a9 (このIDを非表示/違反報告)
しおりん - リクエストってOKですか???OKだったら泣いてるところを、見られた的なものを書いてほしいです。 (2020年3月5日 19時) (レス) id: 527cd6ca75 (このIDを非表示/違反報告)
しおりん - Twitter見たゼ!!!ｷﾗｰﾝ(*^-^) (2020年3月5日 19時) (レス) id: 527cd6ca75 (このIDを非表示/違反報告)
斬(プロフ) - アルバートさん» 誰かと一緒にドイツ……いいですねぇ…私もチャンピョン帰りの車で一瞬で読みましたよ！ほんと、もう、tn可愛かった！ (2020年1月28日 6時) (レス) id: 72381179a9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：斬 x他1人 | 作成日時：2019年10月15日 3時
