【wrwrd】失くした【gr】【学パロ】

Three ページ4

その直後
ロボロが机に突っ伏した
少し肩が震えている

私は思わず、彼の肩を叩き
『大丈夫？』と聞いた
こちらを見た顔は歪んでいて
苦痛に耐えているようだった

少しして「大丈夫やで」と返ってきた

…何故か悲しげな顔をしていたが
私は深く追求しなかった

その後

rbr「あの…俺と前に会ったことある？」

不思議なことを聞かれた
まるで初対面だ
そもそもロボロの顔は端正であり
心地よい声の持ち主だ
会ったとすれば忘れる訳が無いだろう

『いや…初対面だと思うが』

rbr「…やな…すまん、俺の勘違いやわ！」

そう言い、笑いながら正面へ向き直った
丁度担任が入ってきたところだった

ni「今日から担任の…あ〜…兄さんや。先生って言われんの慣れてへんから、兄さんでええよ。よろしゅう」

眼鏡をかけた茶髪の教師だった
女子生徒が反応している
確かに顔はいい…煙草の匂いがするのは
あまり良いとは思えないが

まぁいい教師そうだった
隣のロボロは、何か思案しているらしく
黒板の上の方を見て放心していた

Four→←Two

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す