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整った鼻筋と締まった顔付き、粧してはいるものの整った顔立ちをしているのが見て取れる。
さっきの女の子達は��宇髄先生��って呼んでたっけ。
派手な身なりとは裏腹に正義感が強いタイプなのかしら。
男気があってモテるのも、なんとなくわかる気がする。
「ーーそんなに俺の顔が見てぇなら、」
凝視の私に気付いたこちらを見据える赤い瞳。
え、と声を発したのも束の間、大きな両手が私の頬を力強く包むと、先ほどよりも接近した端整なお顔。
「見せてやっても良いぜ。今日の俺は気分が良いからな」
「そ、そんなつもりじゃ…」
「遠慮することはねぇ。こう見えて学園内じゃ派手に人気なんだぜ？」
彼の口元が愉しそうに大きく弧を描く。
大きくて無骨な指から感じる温もりと綺麗な目鼻立ち、密着する身体。
何よりーー兄様以外の男性とここまでお近付きになったことがない故に、みるみると顔が熱くなっていく。
「よく見りゃお前、今朝の女か！」
「あ、の…」
「可愛い顔してんじゃねぇか。その顔だったら悪い虫がつくのも無理はねぇ。んでお前、名前はーー」
「A！！」
どうして良いのかわからず、されるがままにただただ熱を持って立ち尽くしていた時、背後からかかった頼もしい声音。
そこには鬼の形相でこちらへと歩み寄る義勇兄様の姿。
その様子に頭上で舌を打つ音が聞こえる。
「…宇髄。生徒との密な干渉は避けろといつも言っているはずだ」
「相変わらずの堅物だな。相手が望んで俺の所に来るんだから仕方ねぇだろ。それとも俺様が色男なのが悪いってか？」
「戯言は良い。Aから離れろ」
兄様の静かな怒りが、辺りの雰囲気を緊迫としたものへと変える。
ーーこんなにも怒りを露わにした兄様は、久々に見た気がする。
殺気立つ兄様の姿に身震いをすると、宇髄先生は特に気に留める様子もなく、ガムを噛みながら私を力任せにその胸に押し留める。
兄様の瞳が大きく揺れた。
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宇治(プロフ) - るーさん» 初めまして！お返事が遅くなり申し訳ございません。ご愛読くださりありがとうございます！今後ともよろしくお願いします！ (2023年1月16日 21時) (
レス) id: c046a70699 (このIDを非表示/違反報告)
るー(プロフ) - 更新楽しみです！待ってます！ (2020年12月23日 18時) (レス) id: 78d5e6cd97 (このIDを非表示/違反報告)
宇治(プロフ) - 麗さん» 初めまして、宇治です。コメントありがとうございます。推しが水柱と音柱なのですね！同志様だ…！！マイペース更新になるかと思いますが、暖かく見守っていただけると幸いです。ありがとうございました！ (2019年12月27日 13時) (レス) id: c046a70699 (このIDを非表示/違反報告)
麗(プロフ) - 推しが兄で推しがオチってなんともおいしい小説ですね…()これからも頑張ってください！ (2019年12月20日 20時) (レス) id: e28b255117 (このIDを非表示/違反報告)
宇治(プロフ) - ルイさん» こんばんは、宇治です。お返事遅くなってしまいすみません。楽しみにしていただけていることを聞いて、とても嬉しく思います。義勇兄さんに負けじと天元様の魅力も引き出して行こうと思っておりますので…末長くお付き合いいただけると嬉しいです。 (2019年12月2日 1時) (レス) id: c046a70699 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：宇治 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/uji/
作成日時：2019年11月25日 17時
