ope.65 ページ17
Aside
舞ちゃんが帰った後、紹介所のみんなで思い出話をした。
「舞ちゃんかわいかったー！流石城之内先生の娘さんですよねー！」
私は正直に感想を言った。本当に素直でいい子だったと思う。
「ほんとにねー、そーいや。舞が帰ってきた次の日Aちゃんバレエ教えて貰って思いっきりずっこけてたよね。あれはほんとに面白かった」
大門先生はそんなことを煎餅を齧りながら掘り返してきた。ぐぬ…
「うるさいです！大門先生こそちゃんと加地先生にお土産渡せたんですか？」
私がそう問い出すと大門先生は黙り込んた。図星だ。
「あ！渡せてないんだ！大門先生のチキン野郎ー！」
「な、なんだとー！？」
「ほらほら言い争いしないの。」
晶さんは私と大門先生が言い争いはしないように促してきた。
「でもそう言えば本当に舞は大きくなったわね。バレエも凄く上手だし。将来はきっとプリマね〜」
晶さんがそう舞ちゃんを褒めると城之内先生は自分のことのように照れた。
「そうね。自分の娘のことをベタ褒めするわけではないけど頑張ってると思うわ」
本当にその通りだと思う。舞ちゃんは本当に頑張ってるし絶対プリマになって欲しい。
「次、舞ちゃんは夏休みには帰ってこれるんですよね？」
「そうよ。Aちゃんと早く会いたいって。イギリスに着いてから早速そんなメールを送ってきたわ。」
そうなんだ…なんか嬉しいや。
城之内先生と舞ちゃんのメール画面を見せてもらうとそこには私とディズニーランドで撮った写真もあった。
本当に楽しかったなあ…
本当に充実した春休みだったよ。
こんな楽しい春休みを遅れたのもここにいるドクター達のお陰。もちろん、加地先生や原先生も私の命を救ってくれた。
あと小一時間ほど私たちは麻雀をしながら思い出話をした。
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作者名：espoir･affettuoso x他1人 | 作成日時：2017年3月16日 17時
