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ope.62 ページ14
Aside
朝が来てしまった。
私達は晶さんが作ってくれる朝ごはんをいつも通り食べる。
でも紹介所の玄関にあるスーツケースが今日舞ちゃんが帰るという現実を嫌という程突きつけてきて。
「晶さんの料理はやっぱり美味しい〜！」
そう言って無邪気に笑う舞ちゃんを見ているとなんだか無性に泣きそうになった。
本当大人気ないよね (苦笑)
私が暫く涙を堪えていると大門先生が
「なに？アンタ泣きそうになってるの？(笑)」
とからかってきたので
「うるさいです。」
と言ってご飯を駆け込んだ。
舞ちゃんが空港に向かうまで後２時間。
私達は色々な話をした。
「Aちゃん、私イギリス帰ったらマイケルに告白してみる！Aちゃんが私の事いっぱい褒めてくれたからなんだか自信がついたの！」
「本当？良かった。舞ちゃんなら絶対大丈夫！私が保証するから。」
「有難う！あ、そう言えば前に私Aちゃんに彼氏がいるかは聞いたけど好きな人いるかは聞いてなかった。」
「え？」
「どうなの？好きな人、いる？」
私は少し返事に困った。
好きな人がいない訳では無い。
でもその人は…
大門先生の彼氏だから。
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作者名：espoir･affettuoso x他1人 | 作成日時：2017年3月16日 17時
