ope.35 ページ36
Aside
｢次の方〜どうぞー｣
小一時間は経っただろうか。遂に、私達の番になった。
私が入口の方に歩いていくと大門先生は着いて来てくれたがガシッと私の腕を掴んできた。
ん？もしかして？
｢…大門先生、もしかしてお化け屋敷怖いんですか？｣
私が思ったことを正直に言うと大門先生はハッとして一瞬私の腕から手を離して｢そ、そんなことないし！こんなの、怖いわけないじゃん｣
そうは言ったものの入口から中に入った途端、前のお客さんの悲鳴を聞いて大門先生はビクッとしてまた私の腕を掴んできた。
(めっちゃ怖がってるじゃん)
少し申し訳なく思ったけれど大門先生のこんな意外な一面を見るチャンスを無下にするのも勿体ないのでそのまま私は大門先生に腕を掴まれながら歩いていった。
さっきからクオリティの高いお化けがうじゃうじゃ出てくる。
そしてその度に大門先生は｢ひぃ｣や｢きゃあ｣などと短い悲鳴を発しながら私にしがみついてくる。
女の私から見ても正直、かわいい…と思う。
化｢うがあああ｣
お化けが大門先生に近づいて呻き声を上げている。
大｢ひぃぃ、Aちゃん！アイツ臓器飛び出してる！有り得ないぃぃ｣
大門先生はそう言いさらに私にしがみついてきた。
｢大門先生、あなたいつもオペで臓器なんて飽きるほど見ているでしょう？｣
大｢患者とゾンビは違うよぉぉぉ｣
そう言ってビクビクしている大門先生は本当に可愛いくて、写メを撮りたい程だった。
幸い、今はお化け役の人は近くにおらず大門先生は依然として私にしがみついている。
私はシャッター音がならないカメラアプリで１枚だけ大門先生のかわいい一面を写真に収めた。
(よかった…大門先生気づいてない)
そして、あと2、3体のお化けが出てきて遂にゴールに到着。
大門先生は疲れ切って呆然としている。
｢大門先生？大丈夫ですか？｣
私がそう尋ねると大門先生は｢大丈夫じゃない…｣
といつもの大門先生の面影は全く無かった。
(悪いことしたな…)
そう思い、クレープを大門先生に買ってあげると大門先生は途端に笑顔になりクレープを頬張っていた。
今日は、大門先生とアトラクション乗れて一緒にいろいろ食べて…そして大門先生の意外な一面を見ることができた。
(また行きたいな…)
本当に楽しい休日を過ごせた。
因みにもちろん、あの写真を加地先生に見せて加地先生が鼻の下を伸ばしていたこと、それは絶対大門先生には内緒だ。
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affettuoso(プロフ) - 丸メガネさん» いえいえ！こちらこそコメント嬉しかったです*(^o^)/*またいつでも気軽に話しかけてください！ (2017年10月13日 0時) (
レス) id: 5c1adc5428 (このIDを非表示/違反報告)
丸メガネ - affettuosoさん» なるほど！こんな無知な私に教えて下さりありがとうございました！レスが早かったので嬉しかったです（笑） (2017年10月13日 0時) (レス) id: 2b4c29f1fe (このIDを非表示/違反報告)
affettuoso(プロフ) - 丸メガネさん» こんにちは！五年生存率とは五年後に生きていられる可能性をパーセンテージに表したものです！ (2017年10月13日 0時) (レス) id: 5c1adc5428 (このIDを非表示/違反報告)
丸メガネ - あの…五年生存率って何ですか？ちょっと気になってしまいまして… (2017年10月13日 0時) (レス) id: 2b4c29f1fe (このIDを非表示/違反報告)
affettuoso(プロフ) - 百夢さん» 有難う御座います！2人とも今はテスト中なので終わり次第続きを書きます！ (2017年3月6日 15時) (レス) id: ee1cdcfa1d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：espoir･affettuoso x他1人 | 作成日時：2017年1月12日 23時
