ope.XXXVI ページ39
《大門side》
屋上でガムシロを一気飲みして空を見上げる。
もう夕焼け空だ。
長いオペをした日は夕焼け…あるいは夜空しか見えない。
まぁ、いいオペできたからいっか。
Aは今回どうして最初母親のオペを断ったのか…そしてオペの後どうして泣いていたのか私にはわからない。
でもオペの後泣きながら笑った顔があまりにも清々しくて、そして今まで見てきたどの笑顔よりも綺麗なものだったから無理に知る必要はないかなって。
また何時かこの事が麻雀しながら笑って話せる時が来たらその時にでも聞こう。
あぁ、麻雀の事を考えたらまたAと麻雀やりたくなってきた。
「よーし、今日こそは勝つぞー！」
私は何時もより晴れやかな気持ちで屋上を後にした。
そして術後の確認をしようとAの母親のいる病室は足を向けた。
�猗單舂短勠瓩肇諭璽爛廛譟璽箸暴颪い討△詆村次�
ドアを開けようとドアに手を掛けたが、話し声が聞こえてきたので慌てて手を引っ込めた。
まだ患者は眠っている筈だけれど…訝しく思いながらもドアに耳を傾けるとAの声がして
『起きてたら言えないから今言うわ。私小さい時貴女といるのが辛かった。一刻も早く貴女から離れたかった。』
思っていたよりも随分と深い傷を負っていた胸の内の話をしているようだった。
あまり聞いてはいけないような気がするけれど、興味の方が先行してしまったので最後まで聞く事に。
『小学校2年生の時お父さんが帰ってきて離婚して…それ以来ずっと会っていなかったね。私はもうそれでいいと思ってた。でも、病室で弱りきった貴女を見たら助けたくなった。どうしてだろうね、憎み続けてきた筈なのに…大嫌いだった筈なのに。』
そうだったんだ…。
何も知らずにカンファレンスの時に怒った自分が情けなくなる。
『私考えた、なんでなんだろうって…でも答えは一つしかないよね。私達は�狄道勠瓩覆鵑世發鵑諭�』
Aが執刀医を嫌がった理由、そしてオペの後に泣いた理由がこんな形でわかってしまった。
でも…本人の口から聞くまでは知らないふりをしていよう。
私は踵を返して医局へ向かった。
数分後Aがまるで何事も無かったかのように医局へ戻ってきた事にびっくりしたのはまた別の話。
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茜 - 夢主が癌になる小説書いてください。全身に転移した状態でお願いします (2020年6月12日 15時) (
レス) id: 428de47700 (このIDを非表示/違反報告)
にーな - 患者にnewsの手越くん出してほしいです♪手術は夢主さん､大門､城ノ内の三人組にしてもらいたいです! (2019年12月11日 14時) (レス) id: 59a4f60278 (このIDを非表示/違反報告)
affettuoso(プロフ) - 亜美さん» すみません、今コメントに気が付きました。リクエストは現在は停止しておりますが、また時間があれば書かさていただこうと思います。コメント嬉しいです、ありがとうございます。 (2019年10月18日 11時) (レス) id: a615e6aac4 (このIDを非表示/違反報告)
亜美 - 初めまして亜美と申します。今回作品を拝見してリクエストを受け付けていると言っておりましたのでリクエストをお願いします。主人公ちゃんが海老名先生から告白されてお付き合いするお話とその後の激甘夢をお願いします。応援していますので、此れからも頑張って下さい (2019年9月23日 22時) (レス) id: f86a2190a5 (このIDを非表示/違反報告)
affettuoso(プロフ) - pさんさん» 有難うございます！リクエストも有難うございます！是非書かせていただきます！ (2017年12月9日 21時) (レス) id: 2b1112c62a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：affettuoso | 作成日時：2017年9月10日 22時
